マーケティングを地方創生に当てはめてみたら…!?
こんにちは!
ローカルデザイナー@京都・南山城村の奥西しろです。
日頃、デザインからブランディング、
マーケティングに関わっていますが、
ふと、マーケティングを
地方創生・地域活性化に当てはめたら
どうなるのかな、と思いやってみました。
今ある課題解決のヒントに
なるかもと思ったので
シェアしますね。
マーケティングファネル×地方創生
マーケティング戦略を考える上で
「マーケティングファネル」
というものがあります。
こういうのです👇
(👆無形商品の場合の図)
マーケティングを学んでいる方は
見たことがあるかと思いますが
初めて見る方も多いかもしれませんね。
マーケティングファネルは
お客様が商品を買うまでの流れを
図にしたものです。
ファネルとは
漏斗のこと。
逆三角形の形から
こう言われています。
なぜ逆三角形かというと
上から下にいくにつれて
だんだん人数が減っていくから。
まずは
認知してもらうことが
全ての出発点。
知らないものは買えませんから^^;
この「認知」が多ければ多いほど
購買までいく人数も多くなるってことです。
認知をきっかけに
興味をつかみ、
お試し→本命商品へと
流れるのが一般的ですが
だんだん人数は減っていきます。
でも購買後、
また広がっていくんです。
これはファンになり、
口コミやシェアによって
波及される、という意味合いです。
購買→移住に置き換える
ビジネスであれば
「商品を買ってもらう」というのが
一つのゴールです。
では、地域の場合は???
現在、多くの自治体が
取り組んでいるのは
関係人口の増加や、
移住促進でしょう。
どこの地域も
高齢者率の増加、
少子化、人口減少が
年々深刻になっています。
(私の集落もそうです;)
なので、移住をファネルの先端(ゴール)に
するとどんな図になるか
と思い、作ったのがこれ👇
まず認知は購買と同じです。
知らない場所には行けませんよね。
TVで特集されたり、
インスタでバズると
一気に認知が広がり、
一躍大人気になるのもこのためです。
認知が広ければ広いほど、
次の観光以降に流れる人も
多くなります。
まずは観光してみて
気に入ったり、知り合いができると
何度も通う関係になります。
「関係人口」です。
そして、さらに
地域が好きになると
「移住」
という、
いわゆるゴールに
たどり着くわけです。
移住はゴールなのか?
でも、移住しても
地域に馴染めなかたり、
何らかの理由によって
退居する方も結構います。
住んでみないと分からないし、
家族の成長と共に
環境を変えざるおえない方もいるでしょう。
そう考えると、
移住者を増やすのはもちろんですが、
最終的に
定住者を増やさなければ
根本的な地域の問題解決には
なりません。
ということで
再度ファネルに置き換えてみます👇
移住後、
ファネルが広がるのは
移住者が友達を連れてくるなどして
地域に来る人が増える、
という意味です。
定住に大事なこと
この図の通り、
定住をゴールとするならば
その時に欠かせないのは
「暮らす」「働く」フェーズです。
地域コミュニティに馴染んで
その土地で暮らすことはもちろんですが
暮らしていくためには
「働く」=お金を稼ぐ必要が
ついてきます。
「田舎は物々交換で〜」
なんて話も聞きますが、
保険・税金・ガソリン代etc...
都会ほどではないかもしれませんが
お金は必ず必要です。
ファネルにすると必要なことが見えてくる
このファネルのいいところは
必要なことが見えてくること。
観光客は来るけど、
移住者が少なければ
ファン化させる施策を。
そもそも観光客が少なければ
認知・発信を上げる努力を。
(+観光のベース作りも必要)
定住者が少なければ
暮らしやすくなる方法を
考えないといけません。
あなたの今の課題はなんですか?
参考になれば幸いです^^
***
マーケティングって
ビジネスだけではなく
すごく色々な課題解決に使えると
気づきました。
そしてファネルを考えることで
自分のやるべきビジョンも
明確化しました。
また次回、noteに綴れたらと思います^^