元気になったらしたい事1
自由に本を読みたい
本を読み始めたのは、学生時代、通学の時に読むようになってから。
それまで苦痛でしかなかった通学時間が、本と出会ってからは楽しみの一つに変わった。
本を読む時は電車の揺れる音がよく合う。
読むのに集中しすぎて乗り過ごしそうになった事も何回もあったな。
電車で読む為に買ったのに、続きが気になりすぎて、結局家帰ってから読み続けて寝る時間遅くなってしまったりとか。
学校の帰りに本屋さんに行って、面白そうな本を探すのが大好きだった。
まずは表紙と裏表紙を見て、気になったのを買って、それが面白かった時の“この人の本これから全部読んでいけるのか”というワクワクがたまらなかった。
本当に面白い本を読んでいる時は、何回も本を一度閉じて、あとこれだけで終わってしまうのかぁって思いながら読んでたな。
そんな本はいつくもあったけど、その中でも1番大好きな本はこれ
(ふふふ、これを試してみたくてわざわざツイートしたんだ)
十二国記。壮大な世界観で描かれるファンタジー小説。
物凄く壮大な世界観なのに繊細な描写、繊細な設定なところも大好き。
そうそう、ツイートにもあるように、一冊ぬけているんだよな。風の海 迷宮の岸が。
詳しくはネタバレになるから書かないけど、ある男の子に重大な決断を迫られるお話。
決断する前の葛藤とか、決断した後の心の動きとか、この子の心境が事細かに描かれていて、読みながら自分の事のように悩んだな。
はじめて読んだ時はただただ後味の悪いイメージでしかなかったけど、ある程度歳をとってから読んだら、あぁもしかするとこういう事だったのかなって印象が変わったのを覚えている。
読むたびに新しい発見があるし、何回読んでも飽きない。そして色々な事をこの本で学んだ。
この本を含めて、十二国記シリーズは僕にとって人生のバイブルの一つ。
一昨年に数年ぶりに待望の続編4冊分が出て、もちろん即購入したけど、読めていないんだよな。
読む時間がないとか、躊躇ってるとかではなくて、身体の都合で。
僕は身体を壊しているので、長時間座る事が出来ない。
ちょっと話それるけど、身体を壊していてってくだり、毎回書くのすごーく面倒だな。これからしたい事を書く度に、コナンみたいに説明しないといけないのか。うーむ。
まぁそれは置いといて、座る事が出来ないので本を読むのはとても難しい。
じゃあ寝転んで読んだらって?うーんそうなんだけどね、寝転びながら読むのって実はすごく身体に負担がかかるんだ。
仰向けで読むのはもちろん、横向きで読むのもかなりつらい。横向きになって、両手を使って身体を屈めながら本を読む姿勢。僕にとってこれは本を読みたいという欲を超える苦痛。
その時だけの痛みならまだ耐える事が出来るけど、無理をすればするほど、後々何倍もの痛みになって返ってくる。
何もせず横になっているだけでも痛みに耐えているからね。こればっかりはどうしようも無い。
でもね、一応打開策はあるんだ。
電子書籍。これのおかげで両手で読む必要はなくなり、薄くて軽いタブレットを使って片手で読めるようになった。(本当にいい時代に生まれてきて良かった)
それでもやっぱり辛いけどね。でも本よりは全然いい。
なのに!十二国記は何故か電子書籍化されていないんだよ!!
悲しい…
小野不由美先生、これだけの世界を時間をかけて細やかに描かれる人だからな。
やっぱり紙の本の手触りとかも大事にされているのか。
十二国記に限らず、色々な都合で電子書籍化されていない本は沢山ある。
それは仕方のない事なのかもしれないけど、やっぱりまた読みたいな。
よし、元気になったら読もう。