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ちょっぴりお疲れな日に心を癒してくれる小説

『木曜日にはココアを』青山美智子

~こんなひとにおすすめ~
*連作短編集が好き
*前向きになれる小説が好き
*心がぽかぽかする小説を読みたい
*人と人との繋がりを感じたい

まだまだ寒さが残る中、こころが温かくなる小説を読みたくなりませんか?
日常に、ちょっぴり疲れたひとの心をほぐしてくれる小説があります。

小さな喫茶店「マーブル・カフェ」の一杯のココアから始まる12の物語。

まるでリレーのように、人から人へつながっていく物語に心がじんわり温かくなります。

短い物語であるのに、涙腺が刺激されます。

読後は、抱きしめたくなるような、
大好きな1冊になると思います。

自分という目線だけで生きていると、自分の些細な行動が他者に与える影響はなかなか見えない。この物語は、そんな何気ない、些細な行動が誰かの人生に少なからず影響を与えているのだと教えてくれます。

1つ1つの物語がいいのはもちろんですが、
構成がとてもいい。

最後まで読み切ったときは、オーケストラの壮大な演奏がラストで盛り上がり、指揮者の合図で一斉にピシャっと終わるような、そんな気持ちの良さを感じました。

温かく、清々しい気持ちになるならこの1冊!
ちょっとお疲れの人はぜひ、手に取ってみてくださいね。続編もあるので、気に入った方はぜひ。

青山さんと言えば、先日2025年本屋大賞にノミネートされました。毎年のように候補に入っている、大人気の作家さんです。
ノミネート作品も合わせてお楽しみください。

▼『木曜日にはココアを』の次に読みたい本『月曜日の抹茶カフェ』

木曜日にはココアの人物がでてくるので、間隔をあけずに読むのがおすすめです。


▼本屋大賞2025年ノミネートされた作品『人魚が逃げた』


~余談~
部屋があんまりにも寒いので、震えながらココアをいれて飲みながらこの記事を書きました。ココアって甘くてあったかくって大好き!!
コーヒーも好きだけど、冬はココアが最高です。

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shiro
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