見出し画像

迷惑行為の対処

私は解離性同一性障害を患っており、15名の人格が存在します。治療方針は統合を目指さずに共存派です。

昔から見てくださってる方はご存知だと思いますが、昔は病棟の鏡を割ったり、椅子を壊したり、暴力を奮っていたこともありました。1年弱の長期入院の経験もあります。

現在、そんな私は訪看と協力しながら一人暮らしをしています。現在はほとんど暴力、暴言や迷惑行為をしないで過ごせています。
私たちが迷惑行為をしないで生活を送る為の心構えをまとめました。

※これは個人的にしていることです。他の方に押し付ける意味ではありません。閲覧は自己責任で

・他の人格がやったことは、全員で罪を償う必要があることを自覚させること。

「自分がやった事だから、自分で尻拭いしたらいいや」という世界ではありません。もし暴力を奮ったとして、「殴ったから自分が謝ればいいや」ということにはならず「交代した人格が尻拭いをしなければならない」が現状です。
表の人は「交代人格がいる」なんて先ず頭には過りません。表の体しか見ていないため、どんなに「自分はやってない」と訴えても「何馬鹿なこと言ってんの」と言われます。自分一人で責任を負う世界ではありません。表の人は「身体の人」しか見ないので、行動に気をつけて生活しましょう。

表での行動を気をつけるのは、健常者でも障害者でも同じです。


・人格の迷惑行為の背景を見る

なんで迷惑行為に至ったのか、その行動をよく知りましょう。表で犯罪者になってしまう前に、人格が取ってしまう迷惑行為の背景、原因を掴んでください。
迷惑行為をする人格が表にアプローチしやすくなるよう、普段出る人格も工夫を懲らす必要があります。

私たちが効果あったのは
・なんでも書いていいノートを置いておいて、そのノートに気持ちを書いてもらう。
書きやすいよう、開きっぱなしがおすすめ。
私はこの体への殺害予告が書かれたことがありますが、「コンタクトを取る」ことが目的なので、殺害予告でもよしとしました。

親のような目線で迷惑行為をする人格を見守る

ただ怒る、後悔するだけではなく、「この行動に至るまでになんかあった?」と傾聴してくれる存在がいるといいでしょう。更なる迷惑行為で相手をさらに突き放すこと、悪化することもあります。それでも、それでも「私はあなたの事も大事」と根気強く受け入れること、「何かあった?」と暖かく聞いてくれる存在がいたことで、名無しは心を開き始め、少しずつ、本当に少しづつ話してくれるようになりました。

誰だって突き放されたら寂しいじゃないですか。
歩み寄ってくれたら、温かい気持ちになりますよね。

迷惑行為は寂しさの裏返しだと思っています。
試し行動と言ってもいいでしょう。試されて振り回されるだけではなく、しっかり向き合うことが、根本的な解決に繋がります。容易ではないです。1年以上かかりました。

表で頼れる人がいない場合は、人格が親の役割を担うのもいいと思います。私は運良く主治医と担当医が親の目線に立ってくれましたが、人格の中でも特に身体を大事にしてる存在がいれば、その人格にお願いしてみてください。

「お願いをすること」は悪ではなく、人格をコントロールしてる訳ではありません。表での対人交流でも、お願いすることは多々あります。
決して人格個人の考えを否定している訳ではありません。

質問は受け付けます!ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!