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白目相談室「他人にどう思われるかが気になる時の気の持ち方」

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ご相談ありがとうございます。

この相談を見た時、私はとても聡明な相談者様だなと思いました。


恐らく周りの方が
「適応障害で休んでるって言うてたけど実は子作りのために休みとったんや」とか
「適応障害で休むほどしんどいのに子作りはできるんや」とか
「適応障害って言うから休む分カバーしてたけど、子作りのためかーい」とか
思うんじゃないだろうかという未来を想像されたのでしょう。

そして多くの場合そういう相談の最後は
「どうしたら誤解が解けるでしょう?」とか
「どうするべきでしょうか?」とか
「諦めるとしたら妊娠?仕事?」
などで締めくくられると思うのです。

でもこの方は違いました。
「どう気を持てばいいでしょうか」という締めくくりでした。


つまり「そう思われることはもう間違いない」と覚悟を決めた上で、復帰も子育てもしようと心づもりされている。さりとて心の準備がないと不安は不安なので「自分の気持ちをどう変えればいいですか?」と質問してくださっているのです。


多分パッと読んだだけだと
「そんなこと思わないよ☆」とか
「そう思う人は放っておきな」とか
「思われたくないなら出産を後回しに」とか
逆に「妊娠はあなたの人生のことだから会社の方を辞めれば」とか
そういうアドバイスが浮かぶのではないかと思われます。


でもそういうアドバイスが無意味なことは明白ですね。
最後の一文で、そんなアドバイスはとっくに考えた上での「覚悟」が見えたような気がしました。


「誤解を解く」というのは「人の行動を変えること」に値します。
その人の「考え」や「理解」を変えるのでね。
以前noteでも少し書いたのですが、これは相当難しいことです。

恐らく相談者様は「それは難しいことだ」と理解されているのだと思います。

だからこそ「自分の考えを変えよう」と決意しておられるのでしょう。

というわけで今からそれにお答えしたいと思います。


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