2024/7/2-2024/7/8

その日の印象に残った曲と共に、短い日記を書いています。曲の考察記事ではありません。

7/2　Coco Jones「Crazy For Me」

　行きつけの美容院で、15年ほど担当してもらっている美容師・Aさんが中年向けの雑誌を差し出す。10年前に、美容院で中年向けの雑誌を手渡されたら動揺するという話を、Aさんとしたことがある。当時の私はZipperを愛読する20代、美容師さんは30代だった。
　今日の私は、中年向けの雑誌をまじまじと眺め、簡単に作れるばんごはんは無いかなと探す。いまの私は30代、Aさんは40代。年をとったなぁ。
　茄子色のネイルを、Aさんが褒めてくれた。「ボルドーのネイルって合わせやすいよね」と言ってもらえて、洒落たものをつけている心地になる。

7/3　FINLANDS「PET」

　フジファブリック活動休止の報せを聞く。学園祭ライブで観客がたくさん踊って会場の床が揺れて怖かったこと、15年前の冬に電車の中でmixiのニュースを見て戦慄したこと、数日後のフェスで誰も立っていないステージを見たこと、ファンだった故人に連れられて追悼イベントにいったこと、山内さんが他のバンドをサポートしていたライブを見たこと、フェスの会場で志村さんのサイン本を故人に買ったこと、故人の葬式で「若者のすべて」が流れて今も聞けないこと、久しぶりに彼らのステージを見る機会をこれから先にもっていたこと。私の今までとこれからに、フジファブリックの音楽が密接に絡んでいて驚いた。

7/4　the band apart（naked）「クレメンタイン2」

　整形外科の先生に「今日雨降ってんの？」と聞かれる。私は「超晴れてますよ」と応える。「梅雨？」「梅雨」「空梅雨？」「夏です」「梅雨？」「3週間晴れるっぽいですね」「え！まじで！」「もう夏ですよ」なんて軽快にやりとりをする。看護師さんが噴き出す。肩こりがなかなか治らないけど、深刻に捉えすぎるなよという意図のやりとりだと思う。そうじゃないと、意味がわからなすぎる。

7/5　BEAT CRUSADERS「GHOST」

　廃盤になった好きな芳香剤が、形をかえて再販された！嬉しすぎてテスターを嗅ぐ。虫刺され薬の香りがする。え…私が今まで何年も幸せを感じていたのは…虫刺されの薬の渋い香りだったの…？と衝撃を受ける。
　ATMでお金を引き出したら、新札が現れた。それもピン札。たぶんまだ流通したての新しいお金だ。こんなの初めてだから、とっておこうかな。

7/6　YUKI「COSMIC BOX」

　昨日、外出してから1時間ほどでマスカラがとれた。目の下のクマが、モスグリーンになってしまった。毎日モスグリーンのパンダ目でいるわけにはいかない。新しくマスカラを買うのはもったいないから、今日はマスカラ下地でまつげをコーティングして出かけた。全然マスカラが落ちない！高温多湿の炎天下を乗り切れそうな技を見つけられて、すごくうれしい。

7/7　604「Morning glow」

　久しぶりにバイトをする。立ち仕事に体がついていくとわかって、安堵する（無理をすべきでは決してない）。
　私は体力と暑さへの耐性がほしい。夏フェスに行きたいし、ライブの間はパフォーマンスに集中したい。暑い中過ごせるか否かは、私にとって気がかりなのだ。

7/8　BUMKEY「COVID-19 feat. SUPERBEE」

　なんて愛のある言葉だ！と、つぶやきにコメントをもらう。私の人生で、いま1番心がボロボロな時期だと感じている。その中でにじんだ言葉に、まだ愛があるのかと驚く。私自身にも私の生活や私の人生にも、私はまだまだ期待できるのかもしれない。