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2024/6/25-2024/7/1

その日の印象に残った曲と共に、短い日記を書いています。曲の考察記事ではありません。

6/25 東京事変「スーパースター」

 迷惑メールの質が変わる。淫猥でも、送金を求める言葉でもなく、将棋のトーナメントに関する説明と実況の入り混じった文章が書かれている。冒頭のURL以外に毒はない。なぜこの文面になったのだろう。あまりの異質さに、迷惑メールを報告しがてら中身をしっかり読んでしまった。

6/26 Qim Isle「Adrenaline feat. Marldn, Jclef」

 一昨年の夏に買って、うまくコーディネートを組めなかった服を、好みの感じで着こなせた。嬉しい!
 もっふりした犬に出会う。ミルクティー色の毛をした前髪のあるわんこ。近所のアイドル犬・もちちゃん(仮)と吠え合っている。
 ばんごはんを食べたあとに、室内へ7cmくらいの虫がはいりこむ。からだもでかいし、羽音も大きい。家の中を飛び回って、部屋の中で行方不明になる。明日ひとりで対峙するのは絶対に嫌だ、と極度に緊張した私は、ハンガーに止まっていた虫を見つけて「うわぁぁぁ」と叫ぶ。家族が、わたしの声の大きさに腰を抜かして、立てなくなる。ひとって本当に腰を抜かすんだ…と驚いて笑ってしまった。虫は、復活した家族の手によって脱出する。さわぐだけさわいで、何もしないですみません。

6/27 浜崎あゆみ「memorial address」

  網戸に殺虫剤をふりまく。虫は怖いので、前もって対策をすることにした。
 故人と最後にランチを食べたのが、1年前の今日だと思い出す。思い出したときに、まだ悲しすぎると気づいた。言葉にできない思いを代弁してほしくて「memorial address」をかけた。ぼろぼろに泣きじゃくった。あゆ(と呼ばせてください)、泣かせてくれてありがとう。

6/28 SPARTA LOCALS「ばかやろう」

 日記を1ヶ月も続けられた!
 私の好きな作り手と会場で出会った時に、異常に緊張してしまう。できる限り、つくり手に話すのを避けてしまう。このままの私じゃ素敵な作品をつくる人に会うのが恥ずかしい、私なんかに好かれたら、好かれた側が嫌じゃないだろうかと思ってしまう。だから、自分の好きな自分でいられたら、誰かや何かを自信をもって好きになれるかもしれないと思った。憧れ続けるより、行動したほうがローカロリーだ。気づいた時に背筋を伸ばして腹を凹ませることにした。ハンガーに吊られているみたいな姿勢を意識すると良いと、テレビでモデルが言っていたのを思い出した。

6/29 木村カエラ「どこ」

 昔の同僚に会う。別れ際に、あなたが元気になるのがいちばんだよ、また会える?と言ってくれた。私が家族とかともだちとか、推しているアーティストに思っているようなことだ。私なんかへ、大切だと思う人に対する言葉をかけてもらえるなんて。うれしいし、ありがたいな。
 でも、そういう言葉を受け取ってこられなかった自分がいるんだよな。過去に私に愛をくれたひとたちに対して、申し訳なくなった。

6/30 XG「Shooting Star」

 キメキメのお姉さんの靴下のナイキのロゴが、ひっくりかえっている。量の多い毛を逆立てているお兄さんがいる。そういう柄、そういうスタイリングがきっとあるんだろう。幼い頃に見たスタイリングに近いかもしれない。おしゃれって循環するし、奥深い。
 初めて行くコワーキングスペースで勉強をした。静かでおやつやドリンクも潤沢にあって、しっかりと冷房も効いていたけれど、勉強ははかどらないし、心も満たされなかった。

7/1 Aile the Shota「hungover feat. Keyna Fujita」

 濃紺のパールだと思って買ったマニキュアが、茄子みたいな紫だった。予想と違う発色に面食らう。どうせだったら、濃紫に塗ってしまおう。
 故人の友人から連絡が来る。私に手紙を書いてくれるらしい。故人が旅立ってもうすぐ1年になるから、気にとめてくれたのかもしれない。私のことを覚えていてくれてありがとう。
 家の中に、今度はやもりが迷い込む。やもりは幸運の報せだと言われているときいたことがある。確かに、少し前に比べてひととのやりとりも増えたし、気持ちの落ち着いている時間も増えた。このまま良い波を乗りこなしたい。

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