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推しのSNSにキモコメントしたら何故か実名になってて絶望中のおばさんの話

ども。
ただ今、絶望沼の淵に斜め45°で立っている白丸みそ子です。
以下、あるおばさんの話を記しておきます。

🐣 🐣 🐣

あるところに、「仕事が忙しくて寝る暇もない」と毎日周りに騒ぎ散らしているおばさんがいた。

しかし実はそのおばさんは、毎週かかさず、高校生の恋愛バラエティ番組をチェックしていたのである。

(しょーもな…🙄)

というのも、おばさんは、その恋愛バラエティ番組に出ている女子高校生の大ファンなのであった。

(…やっぱり、しょーもな…🙄)

おばさんは何故か、昔から顔が可愛い、大食い女子の生態というのに関心があった。

よって、おばさんはYouTubeで「大食い女子」検索からその子を知り、やがてその子が恋愛バラエティ番組に出ていることを知り、番組をみて、その子を陰ながら、ひそやかに(母の気持ちで)応援していたのである。

しかし、おばさんは、誰にもそれを打ち明けることはなかった。

四十にもなって、娘が一緒にみているわけでもないのに、ひとりで夜な夜な高校生の恋愛バラエティをみているなんて、キモいにもほどがあると思ったからだ。

さすがのイタおばさんにも、そのような自覚はあったのである。

しかし、最終回前に、その子の恋模様はあやしい雰囲気になり、
おばさんはおばさんであるが故に、いてもたってもいられなくなってしまった。

推しが落ち込んでいるかもしれない…(思い込み)!

そしておばさんは思った。

ここは一つ、推しのSNS(TikTok)に応援コメントを書き込んでみようと。

しかしおばさんはTikTokはたまにみるだけで、投稿もコメントもしたことはなかったのである。 
また、おばさんは、過去TikTokにアカウント登録をした記憶すらなかったので、匿名でコメントが書き込めるものだと思ったのだ。

推しの最新投稿は「みんなは高校何年生?」だったので、おばさんは躊躇うことなく「高校2X年生だけど、⚪︎⚪︎のファンです。幸せを願ってます」と、ど寒いガチコメントをした。

…いや、見苦しい言い訳をさせてもらうと、匿名だと思ったからこその、敢えての、盛り気味のおばさんコメントである。
おばさんという身分を存分に利用して、スベることで推しの気を引き、かつ、応援の気持ちをストレートに伝えようという姑息な狙いがあった。

とにかくその時、おばさんには、SNSではありがちな「匿名なら怖いものなしさ」のヨクナイ思いがあったのだ。

ところがなぜか、おばさんの思惑とは裏腹に、書き込んだコメントにはおばさんの本名フルネームが記載されているではないか‼️

愚かなおばさんはFacebookでTikTokにログインすると、本名になることを知らなかったのだ。

おばさんはそのキモコメントを消そうと必死で試みたが、コメントは消せなかった。

そして、残念ながら、おばさんの本名はまあまあ珍しいもので、そのメッセージはとうていネタとは思えない、ガチの痛い書き込みとして推しのSNSに刻まれた。

故にそのおばさんは今、絶望の淵にいる。

おわり


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