所沢事件簿1〜駅に現れた不審物置き去りおばさん〜
もう脳みそ溶けてるんじゃないかと思う。
つまり、朝から(ドッグフードと間違えて)フ⚪︎ーツグラノーラを飼い犬のみそさんに食べさせようとしていたのだ。
甘い香りにつられて激しく尻尾を振って喜ぶみそさん🐶(ﾊｯﾊｯ…)。
そして、私が手に持ったフ⚪︎グラを見て「ネットで、シリアルは体に悪いって言ってたよ。牛乳も」と言ってダイニングに入ってくる健康基地外マニアの元夫氏。
なぜ？ why? 元夫が家の中に？
元夫「あと、練り物と小麦粉も体に悪いからやめた方がいいよ」
シャラーップ‼️☝️🤬
ゲラウト‼️☝️🚪
とは言えず、自分がボロアパートを出て、南埼玉が誇る大都会・所沢へと向かう。
うん、今日は気分転換だ。
カフェをハシゴして、防災電球のPRの仕事(ビデオ制作)をするのだ。
そのために、サンプルの電球も持ってきたぞ。
ということでまずは、駅中のいつものカフェへ。
ドアにうつる、頭ギトギトのおばさんーーーそれはわたし。
「薄毛にミノキシジルをつけすぎたせいで頭ベトベトギトギトだけど、昨夜わたしは頭を洗ってますのでご安心を‼️」と、声を大にして言いたいけど言えないため、店員さんとは目を合わせずにきょどって「本日のコーヒー」を注文する。
着席。
ハアハア……絶対、あのお姉さんに頭洗ってない不潔な人って思われたよな…(自意識過剰)。
てか、よく見たら頭だけじゃなく、ネイルもはげてて汚いし、
ヒ ド ク ミ ス ボ ラ シ イ。
…よし、今日は気分転換デーだ、まだなんもしてないけど、もう仕事はおわり！ ネイルへ行こう、ネイルへ。
ビューティー系アプリで「即施術OK」を選んだら、珍しくお兄さんが経営してるネイルサロンだった。
ひたすら、「この頭、濡れ髪スタイルだと思ってくれればいいなー」と思ってるうちにネイルが終了。
わたし「あ‼️」
お兄さん「❓」
わたし「すみません、さ、さ、財布を入れてたサブバッグが見当たらなくて…。ぺ、PayPay使えます？」
お兄さん「あー、うち、現金だけなんです」
わたし「ちょ、ちょーっと待ってくださいね…。わたしは今日、カフェにしか行ってないんです」
お兄さん「はあ…」
わたし「つまり、財布は駅中のカフェにあります（自分のことなのに、名探偵風で草）」
お兄さん「はい…」
首にかけてたスマホで電話番号を調べてカフェに電話。
わたし「ありました‼️ ここまで10分なので、20分以内に必ず戻ります‼️」
お兄さん「まずはよかったですね。時間は大丈夫ですよ、焦らず行ってきてください」
💨
引きこもり運動不足の四十代、とりあえず急いでる雰囲気醸し出そうとして、店から20mだけスタートダッシュして、速攻で低血糖になる…。
フラフラと、顔面蒼白でカフェに入る、頭ベトベトのおばさん。
わたし「あの…さっき、電話したものです」
お姉さん「あ、はい、お待ちしてました。一応決まりなので、カバンの中に何が入っていたかと、名前を教えてもらえます？」
わたし「え…えっと…」
お姉さん「？」
わたし「…電球です…むき出しの電球が一個と、ベージュの財布…名前は、白丸みそ子です…」
お姉さん「はい、こちらになります」
うわあああ…ヽ(；ω；)ﾉ
三時間前のわたし、なんで、電球をナマでバッグに入れてきたんだよぉぉ…🙄‼️
裸の電球と財布しか入ってないバッグって、どう考えてもおかしいだろっ🙄🙄‼️
そして、逃げるように改札をでてネイルサロンへ行き、お詫びに持ってたチョコを渡して支払いを済ませた。
で、クタクタで再び駅に到着。コーヒー屋を避けてホームへと向かう…。
スタスタ…🚶
すると、突然、ピカーッとひとりでに光り出す電球💡
ひいぃぃぃ……((((；ﾟДﾟ)))))))
なんか電球が、無駄に防災機能発揮して、バッテリーで光り出したよう…アワアワ。
おい電球💡こんな時に、売りの「360ルーメンの輝度」を発揮すな。
カバンがライトで透け透け‼️
あ、明るすぎる、もうやめて…。
ホームの人混みの中、慌てて裸の電球を取り出して消灯するわたし。
（自分ツッコミ）マジシャンかよ‼️
…ということで、しばらく所沢には行けなくなりました。
所沢といえば、タワシ散歩してるおじさんが有名だから、おじさんのお友達の「電球つれてるおばさん」だと思われたかもしれない…🙄
伝説を刻む。(｀・ω・´)キリッ
おわり