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もの忘れと認知症のちがいとは

ある程度年配になってくると、芸能人や、取引先の担当者の名前がおもいだせなかったり、約束の時間を忘れやすくなった、ということが増えてくると思います。

そんな時、「ボケてきたかな?」とか「認知症がはじまったか?」なんていう話を、冗談半分で言ったりした経験がある方もいるでしょう。

しかし、「加齢による」もの忘れと、「認知症による」もの忘れは全く別のものなんだそうです。

【加齢によるもの忘れ】
・もの忘れ自体を自覚している
・体験したことの一部を忘れる
・ヒントがあれば思いだす
・日常生活に支障はない
・判断力は低下しない

【認知症によるもの忘れ】
・もの忘れの自覚がない
・体験したこと自体を忘れる
・ヒントがあっても思いだせない
・日常生活に支障がある
・判断力が低下する

加齢によるもの忘れと認知症の違いは? | 認知症ねっと
https://info.ninchisho.net/mci/k20

以上のような違いがあり、「加齢による」もの忘れは、例えば「うっかり時間をわすれてしまう」とか「爪切りをどこにしまったか忘れて探し回る」などで、これは認知症ではありません。「待ち合わせをしたこと」自体、「爪切りをしまったこと」自体は覚えており、自覚もあるので、日常生活に支障をきたすこともありません。

一方、「認知症による」もの忘れでは、そのこと自体の記憶がないので、日常生活に支障がでてしまいます。「約束なんかしてない!」「爪切りがない!誰かがすてた!」と怒ってしまうこともあるので、ケアが必要になってくるようです。

身近な家族が認知症になったときは、こういう違いを正しく理解して接してあげることが必要なんだなと思いました。

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