仕事にとりくむ時のコツ(心構え)
本日は、仕事に取り組む時の心構えをご紹介したいと思います。
下の図は、私がいつも組織キックオフの最後に話すスライドでして、
こちらを使ってお話ができればと思います。
結論、この図で言いたいことは「利益を考えるのは最後でいい」ということです。では、簡単に説明していきたいと思います。
※左下から右に移動し、上に積み上がり、左に戻ってくるというイメージでご覧ください。
誠実さ×アイデア×行動(壁打ち)=感謝
これは、私を含む日々のメンバのアクションを表しています。
最初に「誠実さ」が来ることがポイントでして、何があっても仕事には「誠実」に向き合おう!ということを言っています。それは、社内の上司、同僚、部下、スタッフ、仕事、全てにおいて言えることです。
誠実さというのは、丁寧さにもつながり、気遣いにもつながり、言葉遣いにもつながり、対応のスピードにもつながります。私は、「何が誠実なことなんだろう?と考えることそのもの」が相手への付加価値につながると考えています。
そして、アイデア。誠実なだけでは付加価値は出せません。課題を解決していくには、これまでの困難を超えるアイデアを生み出す必要があります。
アイデアはすぐ思いつくものではありませんから、日々、課題解決のためにアンテナを張り、アイデアを貯めておく必要があると思います。
そして、行動(壁打ち)。
誠実さがあって、アイデアを思いついても、行動しなければ意味がありません。私が言う行動とは「壁打ち」のことです。アウトプットを作って、上司、同僚、部下、お客様にぶつけ、反応を見る。そしてその反応を元に改善していく。そのプロセスを指しています。
左下のエリアで重要なことは、「誠実さ」×「アイデア」×「行動(壁打ち)」の方程式が、「足し算」ではなく「掛け算」であることです。
どれか一つ欠けてもゼロになってしまうのだ、ということを意識しておくことが非常に重要です。私は、常にこの3つを考えながら行動していくことをやっていこうね、といつも自分の組織に問いかけています。
信頼とは感謝の積み重ね
次に、右下のエリアについて説明します。
日々、「誠実さ」×「アイデア」×「行動(壁打ち)」を意識して活動していると、たまに「感謝」が生まれます。
感謝が生まれるのは社内外いずれでもいいのですが、その感謝の積み重ねが「信頼」になるのだ、と私は常に言っています。
感謝を積み重ねて「信頼」まで持っていくことは決して簡単なことではありません。「誠実さ」×「アイデア」×「行動(壁打ち)」を×n個で積み上げていく必要がありますから、メンバには「まずは一つ、感謝をもらおうよ!」と言うことにしています。
感謝が積み上がり、「信頼」となった時、その仕事は大きな価値を生み出しているはずです。
モチベーションは「信頼」から
そして、「信頼」が重なってくる頃にやっと、自分たちに返ってくるものがあります。「やりがい・誇り・成長」です。
お客様やステークホルダーからの信頼が積み重なった時、自分たちには間違いなく、「やりがい・誇り・成長」が存在しています。そこから、前向きな姿勢や「うねり」が生まれてくるのです。
まさに「情けは人のためならず」です。人に対して情けを掛けておけば、巡り巡って自分に良い報いが返ってくるという意味の言葉ですが、私はビジネスは常にそうあるものだと確信しています。
(情けをかけるとその人のためにならない、という誤った解釈にご注意を)
私は、常に自分たちをモチベートしてくれるものは、感謝であり信頼であると感じています。もちろん、自分の中から奮い立たせることもありますが、それ以上に、周りの方からもらえる感謝、信頼のパワーの強さにはいつも驚かされております。
前向きな姿勢から生まれる”良いサイクル”
最後になります。
前向きな姿勢から生まれる、日々の”良い”ビジネスサイクルは、継続的な”提供価値”を生み出します。自ら感謝し、感謝される組織になれるのです。
すると、最初のアクションである「誠実さ」×「アイデア」×「行動(壁打ち)」の質も高まり、感謝が生まれ、信頼が積み重なり、やりがい・誇り・成長が生まれ、、、とさらなる好循環のサイクルを生み出すことができると確信しています。
そしてこのサイクルを回しているその時、その組織には必ず利益が得られているはずです。利益はこのタイミングでいいのです。
綺麗ごとではなく、私は、会社や組織の利益は、感謝の積み重ねだと思っています。もし、いまの組織に不満があったり、うまくいっていないと感じる方がいらっしゃるようであれば、
「誠実さ」×「アイデア」×「行動(壁打ち)」=感謝
の方程式から始めてみてはいかがでしょうか。
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