妥協という言葉で見下す経営者が嫌いという話
私は現在、一般的なIT企業で働いている。
だが、以前勤めていた会社で同僚だった男性が起業した会社の手伝いも行うことにした。
色々と手伝うことが多く、楽しい日々を過ごしている。
いわゆる、スタートアップ企業というべきだろうか。
仕事内容は、HP作成とメディアサイトの運営が主だ。今後色んなことに挑戦したいとは思っているが。中々手が回らず、行えていない。
そんなこんなで二人で行ってきた部分にもう一人か二人加えるか?
という話が出た際に「何を妥協するか」という議論をしたことがある。
なので今回は、採用についての妥協を記事にしたいと思う。
優秀な人材は来てくれない
正直、田舎のスタートアップなんかは良い人材が集まらないことを前提に考えなければならない。
そんなことは分かっていても、分かっていないのだ。
少なからず、創業者や共同で立ち上げに参加した社員よりも能力のある社員を見込んではいけない。
企業力というものは、目に見えると私は思う。
営業力のある魅力的な商材、それを扱う従業員数、そして何年間その商材を販売してきたのか。などなど他にもあるがこんなところだ。
企業としては、そういった部分が全て重なって、その会社に入社したいと思う人間が生まれる。
だからこそ、見える実績のない企業は求職者側からは見ることすらできないのだろう。
そして、そんな会社怖くて入りたくない。
訳の分からない商材を売りつける詐欺グループかもしれないしね。
妥協とは、相手を下に見て納得することではない
冒頭で書いた通り、スタートアップ企業の採用には妥協が不可欠だが、妥協という言葉を勘違いしている輩もいるのだ。
誠に遺憾である。
経営者を辞めてしまえと思ったこともある。(同僚のことではない)
自分が優秀である。それを認めることは素晴らしいことだ。
しかも、スタートアップ企業は色んなことをこなさなければいけないので自然と全ての業務を賄わなければならないのであるから、自身になることも多いだろう。
しかし、それを求職者に求めてはいけないのだ。
求職者の中には優秀な人が混ざっているかもしれないが、基本はそうではない。
専門的に学んできた人もいれば、全体通して学んだ人もいる。
一概に自分の能力と比較してはならない。
そして、比較し見下すなんて真似は絶対にしてはいけない。
当たり前のことだが、出来ていない人の方が多いように感じる。
妥協というのは、現状の相手の能力で足りない部分を期待するという行為であって決して、見下す材料にしてはいけない。
そんな企業の経営者が私は嫌いだ。という話。