企業は人事部を舐めすぎている
つくづく思うことがある。
会社は人事部を疎かにし過ぎであると。
企業の失態の8割以上は「人事のせい」なのだと社会に出ると実感することばかりだ。
「あの人を課長にする」「この人はあの部署に異動」などほとんどに人事が絡む。
社長が人事を握っているような田舎の中小企業、東京に本社を構える大手企業であっても、企業の人事というものがどれだけの能力を必要としているか分かっていない。
本記事はそれについて書いていこうと思う。
人事部は何でも屋さんじゃねーぞ
人事の仕事は何だと思う?
大体の人は会社の人事評価や採用に携わる仕事と認識しているはずだ。
しかし、行っている仕事はなんだ。
田舎の企業であれば、未だにタイムカードなんかを使って、それを手打ちしたりしている。そういった雑務作業を人事が行っているのだ。
おかしいとは思わないか?
会社の人事評価を決めたり、採用に携わると言いつつ、基本的な作業は会社の雑務作業なのである。だったら、雑務部を作ればいい。
部署名と仕事内容が異なっている部署ほど、お荷物になるのだ。
勝手に人事部を総務と評して、何もかも任せているが、本来はもっと人事に力を入れさせてあげる仕組みを作るために、時間を確保してあげるべきである。
雑務ばかりを行っているから、会社の採用や人事の際に普段チンケな仕事を行っていることが見透かされるのだ。(総務の仕事に誇りを持っている方には大変申し訳ない言葉遣いをしてしまいました。)
採用の現場は100%人事の力量
私は、以前居た会社で企業の採用向けPR動画を作ったことがある。
褒められたものではないにしろ、そこそこの出来だったと自負している
しかし、「その動画を見てこの会社にきました!」
という求職者の方は、社長面接にて去って行った。
結局は、そんなもの見せかけでしかない。
外面をどれだけ良くしても、中身を知ればその会社で働きたくないとなってしまう。
以前読んだことがある記事で、「面接官以上の人物は基本入社しない」的な記事を読んだことがある。
その通りである。
(今はコロナ禍で職場を選んでいられなく、渋々入社したという方ももしかしたら、おられるかもしれませんが。)
基本的には、面接官を見てその会社のレベルを測りますので、面接官がその会社の基準となる。
そのため、人事というのは、会社の中でかなり難しい位置を担っている。
最後に
私は人事の仕事がすごく好きだ。
人の人生のみでなく、会社の人生も担っている大役であると同時に、経営とは別の形で会社を支える女房役であると思うからだ。
これから人事を目指す人も人事で頑張っている方も応援している。
一緒に日本企業の発展に努めようじゃないか。
私が出来ることなど、国からみえば1nmにも満たない挑戦かもしれないが。