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「仕事に行くのがつらすぎる…」そんなあなたへ|休職という選択肢
はじめに
あなたは今、とても強く『会社に行きたくない』と思っているからこそ、この記事を読んでくれているのだと思います。
『会社に行きたくない』と感じるのは、決して甘えや怠けではありません。
ストレス、環境、人間関係…さまざまな要因が積み重なり、心と体が限界に近付いて、あなたへサインを出しているのだと私は思います。
無理をしすぎる必要はありません。
今、大切なのは、あなたが少しでも楽になれる方法を見つけることです。
このまま会社で働き続けるべきなのか、どうすればいいのか…。
不安や迷いを感じているあなたへ、焦らず、自分に合った方法を見つけていきましょう。
この記事が、あなたにとって少しでも心を整理するきっかけになれば幸いです。
思い返してみよう
寝る前や朝起きたとき「会社に行きたくない…」そう感じる日が続くと、憂鬱になり、気持ちがどんどん沈んでしまいますよね。
たとえば、以下の7つのようなサインがいくつか現れていませんか?
以前は気にならなかったこと(音・光・人の多いところなど)が、やたらとストレスに感じるようになった
仕事のことを考えると、心や体が重くなったり、動悸がする
週末になるとホッとするのに、時間が経つごとに憂鬱な気分になる
体が痒い・蕁麻疹が出るときがある
眠れない・睡眠が浅く何度も起きてしまう
楽しかったことが楽しいと感じられなくなったり、遊びに行くのが面倒に感じる
家事やお風呂、食事などの行為が面倒と感じる
こうしたサインがあるなら、それは無視できないあなたの正直な心からのサインなので見逃さないでください。
まずは、今の自分の気持ちや状態を知った上で、どのような対処が必要か、次の項目で見ていきましょう。
何が原因か見つめる
原因を探る中で、自分はなぜ「行きたくない」「つらい」と感じているのか、自分の気持ちを上手く言語化することは難しいことかもしれません。
そのため、以下を参考に自身に当てはまっているものや、近しい状況が無いかを見つめてみてください。
人と関わるのが苦手だけど、接客業・コールセンターなどのサービス関係の仕事をしている
職場の人間関係に悩んでいる(嫌いな上司、性格が合わない人がいる)
働く環境が自分に合っていない(通勤時間が長い・在宅勤務がない・残業が多いなど)
そもそも働きたくない(仕事に行きたくない)
職場とプライベートでのプレッシャーから逃れたい(家族のために働かなきゃいけないというプレッシャーなど)
自分におやすみをあげよう
「仕事だから」「みんなも頑張っているから」と、無理を続けていませんか?
一時的に忙しくなって大変というだけならば良いのですが、もし、あなたの心と体が悲鳴を上げているなら、それは「少し休んで」と言っているサインです。
無理をし続けることで、心や体が壊れてしまったら、それこそ取り返しがつきません。
自分を助けてあげられるのは自分だけです。
心と体に休息を与えてあげるための方法や考え方を、以下にまとめましたので参考にしてみてください。
方法
思い切って有休を取ってみる
精神的につらいときは、休職して一度仕事から距離を置く
今の仕事がつらいなら、すぐに環境を変えることを検討する
考え方
好きで続けている会社なら良いですが、合っていない会社に固執して人生の主導権を握らせてはいけない
自分が休んでも会社はなんとか回っていくから大丈夫。組織とはそういうものなので自分が不要とか、居なくても…と落ち込む必要はなし
休みの期間中に好きなこと・やってみたいことに向き合う時間が作れるなら、本業にできるか考えてみるのもあり。その方が楽しく生きていける
あなたが少しでも楽になる方法を、一緒に探していきましょう。
筆者の『おやすみ体験談』
ここからは、筆者自身のこれまでの経験や現在の休職期間についてお話します。少しでも参考になれば嬉しいです。
今現在の話
私はこれまで、工場勤務、コールセンター業務、ITインフラ業務など、さまざまな仕事を経験してきました。
こうして振り返ると、転職回数が多いなと自分でも感じますが、それぞれの仕事を通じて学ぶことや、向き不向きが見えてくることも多かったです。
そんな私ですが、2024年12月から現在2025年2月にかけて休職中で、このまま1年半は傷病手当金を受け取りながら、やりたいことに時間を注ぐ生活をしようかなと考えております。
今は傷病手当金の受給期間なので、収入は無く、趣味の範囲で映画ブログの執筆を楽しんでおります。
収益があるわけではありませんが、ライティングスキルを身につけることで、将来的に独立するためのきっかけになればいいなという思いもあります。
休職して気づいたこと
12月からこのような生活を送る中で、「肩の力を抜いても意外と何とかなるんだな」と実感しております。
これまでは、家賃や光熱費、ローンの支払いのために「働かなければならない」という思いに囚われていました。
しかし、実際に支出を見直してみると、思ったよりもなんとかやりくりできることに気づいたんです。
もちろん、まったく不安がないわけではありません。
でも、「仕事を続けるために無理をしなければならない」という考えに縛られていた頃と比べると、今のほうが心に余裕を持って、日々を楽しく生きられていると感じています。
この経験を通して思うのは、「無理をし続けなくても、意外と何とかなる」ということ。
もしあなたも、「もう限界かもしれない」と感じているなら、一度立ち止まってみるのもひとつの選択肢かもしれません。
最後に
「仕事が辛い」と思っているあなたへ
もし、この記事に辿り着いたあなたが、今の仕事が辛くて限界を感じているなら、思い切って休む選択肢もあるということを知ってほしいです。
もちろん、「すぐに休める環境じゃない」「生活があるから無理」と思う方も多いかもしれません。
実際、私もほぼ貯金ゼロの状態で休職しました。でも、それでも何とか生活できています。
だからこそ、伝えたいことはひとつ。
「無理をしすぎる前に、一度立ち止まってみてほしい」ということ。
そして、立ち止まることで将来の視野が広くなることを想像してみてください。
少しの間でも休んでみると、心の負担が軽くなり、「自分にとって本当に大切なこと」が見えてくるかもしれません。
仕事を続けることだけが人生ではありません。
この記事が、あなたがあなたらしく生きるための選択肢を広げるきっかけになれば嬉しいです。