「組織のネコ」

偶然LinkedInの記事で知った言葉「組織のネコ」。

本は読んでいませんが、LinkedInで著者の動画を興味深く観ました。もちろん言葉自体は全く初耳ですが、自分が今やってるのにすごく重なるのでちょっとそれについて書きます。

昔(20年ぐらい前に)読んだ本には「会社組織で給料をもらうなら猫ではだめだ、犬になれ」とはっきり書いてありました。筆者が経験してきた昭和・平成の教育は犬小屋(劣悪なブラック企業はむしろ「家畜小屋」ですが)に押し込めるための調教そのものでした。
欧米に「追いつけ追い越せ」で「性能が良いものを安く作れば売れる」時代は先頭に欧米という目標があり、それに向かって集団で何も考えず行進すればよい時代でした。

ただそんな時代が昭和と共に終焉を迎え、引っ張ってくれる目標を失った日本。他の国は「猫」やそれが進化した「虎」がGAFAやテスラのようにどんどん周りを新しいことを始めて社会が変化しながら再成長していくのに「思考停止」を叩き込まれ続けた「犬(家畜)」の集団が平成以降は目標を見失い漂流し続けているのが日本の「失われた30年間」でしょう。
現職を含む多くの日本企業は未だに「犬」や「家畜」であることを社員に強要しています。既にある程度の立場にいる管理職は小屋の中でそこそこ心地よい場所を見つけ、小屋の出口近くの家畜から引きずり出されて屠殺されていく中、自分は寿命が尽きるまで逃げ続けられるとタカを括っています。そういう管理職は自分の保身が最優先で変化を望まず(経営トップには「変わらないと生き残れない」と本気で考えている人もいますが、管理職の多くは面従腹背です)、言葉だけが上滑り。

筆者はリンク先の項目に全て当てはまっていて、元々多分根っからの「猫」だったと思います。そして「犬」のふりをすることもできないために虐待やいじめ、暴言やパワハラに40年間遭ってきました。2年前のちょうど今頃に外へ救い出され、傷を癒しつつ外部に住処を探していました。残念ながらまだ見つけることができず元の場所へ戻らざるを得ませんでしたが、2年前と違ってなんとか自分を守るために反撃もできています(かなり空振り気味ですが)。

その一方、今いる場所でコミュニティを作ったり(今は若干増えて参加者4名です♪)、新たなビジネスやDXの案を出してみたり。相変わらず拠点は小屋の中でもかなり酷い場所から移せていませんが(今朝もまた1つ不採用通知が来ました…)、それでもあちこち小屋の中を歩き回りながら知見を高めています。今日明日と無駄出社でうんざりしつつも、週2回に減ってしまった在宅の日は気分よく仕事をしています。

筆者自身はまだ「虎」にはとてもなれていませんが、有料ニュースアプリへの実名でのコメントに40件近いいいねをもらったり、色々知見を付けながら「大きめの山猫」ぐらいにはなれたかな?と思っています。次はトップが「虎」な場所で知見を付けながら、自分も虎になれたらな、と思う日々です。

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