「働かないおじさん」になりかけてます

筆者が死ぬほど嫌いなもの、それは「働かないおじさん」。
ですが、筆者自身が今まさにそうなりかけています。

2年前の休職直前から今回の上期人事考課で5回目の異動希望しましたが、今のところ具体的な話は何も来ていません。もうすぐ意に反する元の部署への復職から1年になりますが、大した量も仕事は与えられず、「まだ仕事を引き受けられます」を伝えても「特にない」の返事ばかり。自発的な提案をしても、ほぼほぼ「上司ブロック」。

ならばと社内SNSで発信しまくってビジネス案やDX化の案も出しまくり、出した宛先や他部門の役員からも共感してもらえ、マイノリティ向けコミュニティを立ち上げても、上司からは「相手の迷惑にならないように」とか、そんなネガティブな返事だけ。自分の価値基準に合わないものは評価もしない、見ようともしない、そんな自分の価値観に疑問すら持とうとしません。

今の部署は機動性・柔軟性・スピードも皆無で、まるで社会主義国家の官僚機構のようです(もちろん未体験なのであくまでイメージですが)。総務ですら筆者が底辺校レベルの服装規定の通達に直接反論したら見直したのに、もはやそれ以下の化石レベル。

今朝は海外情勢に関する報道記事や受講したセミナーの資料とか受講レポートとか、会社の開発や営業戦略に関する情報を社内SNS経由で発信し共有する方法も提案しました。今話題の「経済安全保障」含めてリスクを回避しつつ利益の期待できる方向に引っ張って行くことが不可欠だと説明したのに、上司からは「部門としての連絡は通達でいい」と却下されてしまいました。

何もしなければ、もはや「働かないおじさん」化しそうな環境です。今の部署に「監禁」され「飼い殺し」にされているよう。最近「ゆるブラック企業」なる言葉ができましたが、まさにそんな感じです。

しかもその「ゆるい」状態は突然の転勤命令とか、会社の経営危機とか、そんなことであっという間に吹き飛んでしまいかねません。

筆者が社長の指示を10ヶ月前倒しで提案し続けてたことを見てもまだわからないのか、上司が一番エネルギーを吸い取るブラックホールのようで無力感が凄いです。多分社内しか見てない、知らない、知ろうとすらもしない人達がバッファーのように何重にも重なって、みんなそこで揉まれながらうちに魂を吸い取られて、自分も同じようになってしまう… まるでハリーポッターのディメンターを思い浮かべてしまいます。筆者も去年の休職で社外を見ることがなければ同じようになってたかもしれません。

さっき会社の後に整体に行き、電車で帰宅しましたが、みんなそうやって抜け殻みたいになってるのかもしれません。
そして諦めの中で動かなくなり、制度疲労で錆びついた日本全体はもはや幽霊船のように彷徨いながらズブズブ沈みはじめ、非正規雇用の人から水没していまい、筆者にも足元まで水面が近づいています。

上層階の客室の人は寿命が尽きるまで沈まないのかもしれませんが、筆者は寿命の前に水没したくないです。
明日もエージェント2件と面談です(溜息)。

#業界あるある

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