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【コラム】発想力が大事
発想力が幸福感をたかめてくれるだ…と?
ぼくはさっそく食いついた…
けれど、それほど単純ではなかった(人生もおなじ)
驚くことに、人間の心理は新しい発想や創造的なアイデアを無意識に嫌っているというのである。嫌っているもので幸福感がたかまる?
もうわけがわからない。
だからいつも上司はぼくの意見を…
いやそうではない。誰でそうだという話らしい。
その理由は、古代の人間が狩猟や採取をして生きていたことにある。生存本能として不確実で未知なものより、結果のわかっていものを選ぶようにできているらしいのだ。なんだ、本能だからしょうがない…
なんて言ってる場合ではない。
ぼくは幸福感をたかめていきたい。
「創造的に」で成果がでる
これだ!
ドレクセル大学が22人のジャズピアニストを集めて行った実験の話。
ベーストラック(カラオケ音源)をつくり、それに合わせて演奏をしてもらうというもの。2つのグループに分け、
・「過去の自分の演奏よりもクリエイティブに演奏してください」
・「過去の自分の演奏を超えるベストな演奏をしてください」
という指示を出し、第三者に採点してもらった。
結果は前者「クリエイティブに…」の圧勝。
ジャズは即興の音楽なので、演奏の変化や工夫が一度きりのすばらしいパフォーマンスを生む。「良い演奏をしよう」から「変化や工夫を凝らそう」という発想の違いが、聴衆をを楽しませたのだろう。
なるほど、クリエイティブ(創造性)とは工夫したりアイデアを思いつく、発想力のことを指すのか。
発想力は創造性
おもいきって(すいぶん)人生をジャズにたとえてみる。
たしかに、失敗しないようにやろうとか良い結果をだそうとするよりも、創造的にいこうと考えたほうがうまく行きそうな気がする。発想力は意識を「結果」から「過程」に集中させてくれる。「結果はあとからついてくる」というやつだ。
恒常性の(いつもおなじであろうとする)本能にしたがうものいい。けれど、勇気を持って発想力を使い、日常のなかで挑戦し工夫をしていくことが良い結果を生み、幸福感につながるという仕組みではなかろうか。
Amazonや楽天に「発想力」売ってないかなあ。
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