思った以上に他人は気にしてなかった…
しろくまです。
以前、こんな記事を書きました。
OJT期間での不安な気持ちを綴った文章です。
その中で、懇親会での挨拶の場面について触れました。
この懇親会の翌週、OJT担当の先輩から「そういえば、先週の懇親会、大丈夫でした?」と聞かれました。
以前、「大人数で集まる場が苦手」という話をしたのを覚えていてくれたようです。有難い限り……。
私は正直に、「最初は大丈夫じゃなくて帰りたかったけれど、途中からは楽しめた」という旨を伝えました。
すると、「苦手って言ってたからパニクってないか心配だったけど、自己紹介もちゃんと出来てましたね」と言われ……
え!? あれで、ちゃんと出来た判定なの!?
と衝撃。
「あれ酷くなかったですか!?」と聞いたら、「いやいや、十分ですよ!無難でいいんですよ!」と言ってくださって、(そうなんだ……あれでいいんだ……)と何だか拍子抜け。
でも、ずっと気にしてたので、そう言っていただけて肩の荷が下りたというか、ものすごくほっとしました。
先輩には助けられてばかりです。
その後、母にも同じ話をしたら「なんて自己紹介したの?」と聞かれて、
「新入社員の〇〇です。△△の□□に配属されました。少しでも早く成長できるように頑張ります。よろしくお願いします。」
って言ったよ、と伝えたら、
「え!? 十分じゃん! すごい気にしてたから、名前とよろしくお願いしますしか言ってないのかと思った!」
ってめちゃくちゃびっくりされて……。
自分がいかに気にしすぎかということを改めて痛感させられました。
思った以上に他人は気にしていない。頭ではずっと理解しているつもりなのですが、気持ちはなかなか追いついてくれないんですよね。
実は、配属前の5月にも懇親会があったのですが、その際も私はコミュニケーション能力の低さを存分に発揮してしまい、強い自己嫌悪に陥っていました。
先輩はとても優しかったのに、私は何にもできていないし、何にも喋れていない……本当に酷かった……。とずっと気にして、帰り道は泣きながら歩き、その翌週も研修終わりに思い出してはボロボロと泣いていました。
まあそれは「PMSでホルモンバランスが崩れてるから情緒不安定なんだ!」と身体のせいにしてどうにか無理やり立ち直ったのですが……。
6月のある日、同期が「研修の後よく泣いた」みたいな話をしていました。とても明るい子なのでびっくりしていたら、私にも話を振ってきたので、「研修で泣いたことはないけど、懇親会の後は泣いた」と正直に言ってみたら……
もうびっくりするくらい大爆笑されたのです!笑
※あ、ちなみにこれは良い話です。
同期からしたら、懇親会で泣くの!?!? なんで!?!?とかなり衝撃だったようで、もはやツボに入っていました笑
そのとき思ったのです。
ああ、私、やっぱり気にしすぎだったんだなって。
他人から見たら、思わず笑っちゃうくらい、気にしすぎなんだ。
そう思ったら何だか私までつられて笑えてしまいました。
「喋るのすごく苦手、っていうのは伝えたけどさ……」と言ったら、「え、じゃあ全然いいじゃん!」と言ってくれました。
(ちなみに、カウンセリングの先生にも、「苦手ってちゃんと伝えたなら分かってくれてるよ」と言われました。)
他人からすれば、そんなもんなんだ……と。
真剣に悩んでいるのに笑われるのは良い気分じゃない、という人もいるでしょうし、私も、もし悩んでいる真っ最中だったら傷付いていたかもしれません。
でも、自分の中で一区切りついた後だったこと、理由は違えど同期も泣いていたこと、そしてその同期をとても尊敬していたことなど、いくつかの要素が絡み合った結果の爆笑だったので、私の悩みを笑いによってどこか遠くに吹き飛ばしてくれたような気がして、かなり救われた思いでした。
深刻な悩みを、むしろ軽く受け止めてくれたことが、私にとっては本当に有難かったんです。
同期も先輩も、真剣な顔で必死に私を励まそうとしていたのではなくて、あっけらかんと「いやいや、それでいいんだよ」というニュアンスだったことが、私にとっては最大限の励ましで、本当に有難かったんです。
今この文章を書いていて、改めて、周りの人に恵まれているなあと感じました。本当に人に助けられてばかり。
気にしすぎる性格が治る気は全くしないけれど、これも自分だと思って無理に治そうとせず、気にしすぎてもいいか~くらいのマインドになれたらいいな。
ではまた。
2024年7月28日 しろくま