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鞦韆二句

さようなら空へ鞦韆漕ぐほどに

ふらここや先に行つたり行かれたり



鞦韆(しゅうせん、しうせん)三春

【子季語】
秋千、ぶらんこ、ふらここ、ふらんど、ゆさわり、半仙戯
【解説】
ぶらんこのこと。上方に渡した棒や梁から二本のロープをたらして台座を吊った遊具。台座に乗り、足を前後させたり伸縮させたりしてこぐと大きく揺れる。寒い間はかえりみられることもないが、暖かくなるにしたがって、子供たちを誘う。

きごさいより

ぶらんこほど郷愁を誘うものはない。
五年越しの告白が呆気なく終わり、月夜の公衆電話に溶けていったあの日。しばらくぼんやりとぶらんこに座っていた。


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