見分ける方法は硫黄臭
霾二句
霾れり最後の便りから五年
黄塵の奥より白のメルセデス
本日、俳句幼稚園界隈では見たことのない漢字が話題になっている。
霾
つちふると読み、黄砂が降ることを言うらしい。
れっきとした春の季語である。
霾(つちふる)三春
春の風物詩たる黄砂は、この時期車に降り積もったり、眼に飛び込んで痛めたり、掃除をしてもしてもザラザラが取れなかったりと、なかなか迷惑な産物ではないだろうか。
だがしかし、だがしかしである。
いわば一過性のものであって、しばし我慢すればまた一年は安泰であろう。
しかし、本県は違う。
時期を問わず、霾るのである。
ただし黄砂ではない。
火山灰だ。
色でも見分けられるが、もっとわかりやすいのは硫黄臭である。
本県にとって霾は年中無休なのだ。
お読みくださりありがとうございます。拙いながら一生懸命書きます! サポートの輪がつながっていくように、私も誰かのサポートのために使わせていただきます!