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春を待つ章の初めへ木の栞

季語 春待つ《晩冬》

 一月も下旬。年度で区切る俺の仕事では、いよいよ最後の四半期である。
 今年は三年部ではないが、この受験シーズンになると、どうも落ち着かない。終わりと始まりを意識するからかもしれない。
 春を待つという心情からできたこの季語は、こんな気持ちも内包しているように思う。
 一区切りのところまで読み進めたら、続きを読みたい気持ちもありつつ、少し読むのをやめたくもなり、愛用の栞を挟んで本を閉じてしまった。
 そんな気分の今日である。

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