運転中〜バックミラーの中のあなたの一挙一動に釘付け👀
通勤時間は車で
約1時間
職場までは
ほぼ一本道なので
定時の出勤であろう人とは
私も定時なので
同じ時間帯に
同一人物と
けっこうな頻度で
渋滞の車列の
前後になることが多い
電車通勤でも
毎朝同じ人と顔を合わせることが
多いのと同じ…
ある女性とは
ほぼ1時間同じ方向同じ道
最後の交差点で
右と左に別れてしまうが…
時々その女性が
私の車の
後ろにつくことがある
その1時間は
自分の安全運転に気をつけながらも
バックミラーに映るその人の
一挙一動に
釘付け
車の中は
自分の部屋と同じ
誰にも邪魔されない
好きな音楽をかけて
カラオケ並みに
大声で歌うこともできる
飲み物をセットして
食事も
おやつも
ご自由に
でも本当は
運転中の飲食は
ダメ…という話も聞くので
要注意
車が動いている時は
ナビの画面も
音声だけになってしまうけれど
TVやDVDも好きなものを見放題
そんな「個」だけの空間
自分の意識の中では
「誰も見ていない」と思う
けれど…
実は「観られてる」
私は「観ている」
私の車の
バックミラーに映るその人は
本来は
自分の家で行う朝の支度を
おもむろに
車の中で始める
まずは洗顔(ウエットティッシュで拭いている様子)
それから…朝食
パンまたはおにぎりを
パクパクと食べる
飲み物は
コンビニのコーヒーかな?
食事が終わったら
歯みがき(その方法は…省略)
それから
お化粧タイム
基礎化粧品パタパタから始まり
下地クリームを塗る〜
一連のメイキャップの過程〜
最後に
口紅を塗って
キリッと
一度唇を真横に引いて〜
終了
それから
助手席に置いたカバンから
ノートらしきものを出して
信号待ちで止まる度に
スケジュールチェックかな?
ここまで来たら
私とその人は
右と左にお別れ
思わず「準備完了!いってらっしゃい」
とバックミラーに
声をかけたくなる
その人は
観られていることに
気づいてもいないのに
その人の
時間と空間を
ある意味効率よく使う見事さに
釘付けになった私は
今から仕事というのに
もはや
いつも
疲れてしまうだが
「観る」ことは
なぜか
止められない