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建築好きのヘルシンキ2泊3日一人旅③

前回、前々回に続きヘルシンキの旅行日記。
今回の記事で最終回。

3日目は朝の8時にホステルをチェックアウト。
ドミトリー部屋で、ルームメイトはまだ誰も起きていないので、こそこそ支度をしながらの出発。
10月末の朝8時の外は、まだほんのり薄暗い。

ヘルシンキも路駐文化



Fazer Cafe - カフェ

土曜の朝8時から空いているカフェとなると、意外と選択肢はないので、チェーンカフェへ。
意外と食べていなかったシナモンバンと、チャイラテを注文。

確か10€くらい

チャイラテにはチョコレートもついてきて、思いの外パンパンな量。
途中でテイクアウト用に交換してもらい、徒歩で目的地へ向かった。
朝から親切な店員さん達に元気をもらえた。


Loyly Helsinki - サウナ

朝早くから、せかせか動いたのはサウナに行くため。
フィンランドに行く事が決まった時、サウナで海に入るのをやってみたいという願望があったので、こちらの有名なサウナに来た。

完全予約制、水着着用必須(レンタル可)だが、現地でタオル・シャンプー・お水・ドライヤーなどは用意されているので、手ぶらでも来れてしまうかなり整った施設だった。

建物自体も小洒落てる

受付後は水着に着替え、タオルを持ち即サウナへ。
サウナは3種類あって、一通り試してみたけど、日本のサウナとは違いロウリュ(温まったサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させる。セルフなので、みんな適当に適度行う。)した瞬間以外は、ぬるいな?と感じるくらいの温度だった。

しかしこのロウリュをした瞬間は、一気に高温になり、皆で悶えながら顔を手で隠して耐えた。
何人かから『oh my god...』的な言葉が聞こえる、分かる、多分私も言ってた。
また動けば動くほど熱いと途中で分かり、理解してからはじっと固まり堪え続けた。

複数人で来ていた人が多いため、サウナ内は静まる事は少なく、むしろお喋りを楽しんでいる感じだった。
暑過ぎないサウナだからより会話もしやすいんだろう。
なので日本のように熱さに耐えきれず退室する人もいるが、ほどほどに楽しんだから出よっか、という雰囲気が多い。

屋内にもチルスペースが沢山

サウナで充分に温まったら、はしごを使ってバルト海へ浸かる。
しかし海は濁っており、深さも曖昧だったので、ハシゴから離れず調子に乗らない程度で楽しんだ。
(ネットで『バルト海』と検索すると、検索候補に『汚い』と出てくるので、まあそういう可能性もあるみたいだった。)

サウナ利用時間外のため人はおらず

海の後はそのままテラスの椅子で寝転がり、いつも通り寝落ちしかけ、本当に幸せな久々のサウナだった。
でもこのいわゆる整いルーティーンをやってる人はほとんどいなく、誰かやってる仲間がいるなと思ったら日本人の方で、これはどこの文化…?と疑問を持った。


Aalto University School - アアルト大学

サウナ後、フィンランド在住の知り合いにアアルト大学を案内してもらった。
建築好きとタイトルにしておきながら、アアルト自体は触りしか知らなかったけれど、前日のアアルト自邸とスタジオで、自分のタイプのデザインだ!と認識できていたので、この提案はとても嬉しく期待していた。

知り合い一推しのアアルト設計の図書館を見学。

こんなに贅沢な大学図書館があるのかと思う羨ましい空間だった。
図書館内はもちろん、建物のエントランスに置かれるテーブルや椅子が、いちいち(もちろん良い意味)アアルトのもので、『盗もうと思えば、盗んでしまえるんじゃないか』と思ってしまうほどの数だった。

気に入った家具を揃えていきたいなという願望はあれども、実家を出てからは東京で賃貸暮らしで、ワーホリの事を考え始めてからは更に家具を持ち続ける状況にはなかなかなれず、考えるのも避けていたところだったが、今回の旅行でいつかは気に入った家具を揃えて、自分の城を作りたいなと感じた。


締め

旅行は2泊3日だったが無理なく満足出来る日程だった。
フィンランドに到着した初日の電車で感じたのが『(ロンドンと比べて)電車が綺麗!電車内も静か!日本みたい!』だった。
フィンランド在住の知り合い(在住2年目)は『フィンランド人は日本人を白人にした感じくらい似ている所があると思う』とも言っていたので、そこで第一印象に感じた部分と繋がった。
具体的に言うと、ルールを守り、旅行者には親切だが、母国出身同士で電車内でお喋りしたり、挨拶代わりにハグしたり、という事はしないパーソナルスペースを守る部分が似ているとの事。
なので、日本人はフィンランド人の人とそういったギャップが無いから仲良くなりやすいかも、らしい

帰りはFINAIRを利用

離陸前の音楽が森の中のフィーリングミュージックみたいなもので『これがフィンランドイズム…!』と更に感じる。
今度フィンランドに行く時は、今度は森の中のサウナ付コテージなんか借りて、どっぷりリラックスした旅行にしたい。来夏だ。

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