相手を理解したいなら、自分を理解してもらう
相手を理解しようとするのは大事だけど、それで相手を理解できるかというと難しいと思います。
観察したり、会話からヒント得たりして、相手が嫌がることや喜ぶことを予測することはできるかもしれないけれど、それは理解しているのではなくて、想像を膨らませているだけですから。
あなたはどんな人ですか?
何が好きですか?
どんな時が嬉しいですか?
嫌いなものは何ですか?
悲しいのはどんな時ですか?
相手を理解しようとするなら、たくさんの質問をしないといけません。
こんなことを一方的にたくさん質問することは、わたしにはできません。
だったら、わたしのことを相手に理解してもらったほうが楽なんじゃないか?
そんなことを思ったのがきっかけで『相手を理解しようとする』よりも『わたしを理解してもらう』を頑張ることにしました。
とりあえず、嫌なことや嬉しいことを言葉で伝えるようにしました。
言わなくてもわかるなんて思うな。言わないとわからない。わかってもらいたいなら、まず言うんだ!と自分に言い聞かせて、こんなことを伝えました。
「あなたに頼まれたことをやり終えました。こういう時は、ありがとうと言ってもらえると嬉しいです。」
「わたしは調子にのって、からかって笑いをとろうとしました。あなたはとても嫌そうだったので、もうしません。」
「わたしは冗談でもバカにされるのは嫌です。もう言わないでください。」
言われた相手はびっくりしていましたが、わたしを少し理解してくれたようです。嬉しいことはより多く、嫌なことは確実に少なくなりました。ありがたいです。
わたしが言葉にしたので、相手も言葉にしてきました。
おかげで、わたしも相手を理解できて助かりました。
自分を理解してもらうことで、相手も理解できるようになるんです。
わたしはそう思っているのですが、どうでしょう?