女子バックパッカーひとり旅|ヨーロッパ|ドイツPart.1 「大迫力のケルン大聖堂とケルシュビール」
1.大迫力のケルン大聖堂
この日も朝から移動。
ユトレヒトに別れを告げ、ドイツのケルンに向かいます。
ユトレヒト駅にはミッフィーのオブジェがありました!
ドイツのケルンまでは、DB(ドイツ鉄道株式会社)のICEという高速列車に乗って2時間ほどで移動しました。
電車の中はこんな感じでやっぱり綺麗。
電車に揺られながら、日記を書いたり好きなことをして過ごします。
到着したのはKöln hbf(ケルン中央駅)。無機質な鉄骨の屋根が印象的な駅です。
入り口を出たらドーンと大きく見えるのが「ケルン大聖堂」。
世界最大のゴシック建築で、カトリックのミサが実施されています。
前から見たらこんな感じ。
すごく大きくて迫力満点!
外側の装飾もすごく細かく美しくて、建築に600年もかかったのも納得です。
街を歩いていると、この日はパレードが開催されていました。
市民が思い思いの仮装をしていて行進していました。
ちっちゃい子が仮装していたりしてかわいい。
ただ、パレードの影響でどこもすごく混んでいたので、少し離れたところのパン屋さんで昼食をとりました。
2.ドイツのパン屋さんで英語が通じなかった話
ドイツのパン屋さんは、パンが山積みになっていて迫力がすごい!丸いパンがかわいいです。
店内をひと通り見た後に、プレッツェルにナッツが付いている「ナッツェル」と、入り口のところで盛り盛りで売られていた「ベルリーナ」とコーヒーを注文しました。
ベルリーナは揚げパンの中に苺ジャムが入っていて、甘いパンと酸味のあるジャムがよく合っていました。
注文した時にびっくりしたのは、お会計の際に英語が通じなかったこと。
お会計を対応してくれたのは、若い女性(おそらく10代)でしたが、英語は単語で話せる程度といった感じで、あまりコミュニケーションを取ることはできませんでした。
ドイツは英語を話す人が多い国という印象だったのと、観光客も多いケルンの中心地から20分ぐらいしか離れていない都会だったこともあり、少しびっくりしました。
やはり、現地に行くことでネットだけではわからない海外の現状を知ることができるのは、旅行の醍醐味だなと思いました。
英語が通じないところで注文をする時に必要なのは、語学ではなくボディーランゲージと写真です。笑
今回は欲しいパンの写真をショーウィンドウで撮って見せて、「これを、1(one)」といった感じで注文しました。
コーヒーの蓋が欲しかった時には、コーヒーカップの上に手をパーにして持ってきて、蓋のジェスチャーをすることで、無事にゲットすることができました笑
英語で意思が通じることも、もちろん、楽しく達成感がありますが、言葉がわからない時にどうやってわかってもらえるか、頑張って考えることも違った楽しみがありますね。
本当はこの後「チョコレートミュージアム」に行きたかったのですが、パレードの影響で休業していました泣
みんなで楽しむイベントがある時は、躊躇なく休業するという姿勢は日本にはなかなかない考え方なので、ヨーロッパの洗礼を受けました。
気を取り直して、ケルンで有名なホーエンツォレルン橋に行きました。
渡ってみると、たくさんの南京錠がくっついていることに気づきます。
写真を見るとわかる通り、南京錠が所狭しとかけられていて、カップルだったり友達の名前が彫られています。
大切な人との思い出作りに良いですよね。
この南京錠は、ケルン大聖堂側の橋の開始時点で売っている人がいて、買ってる人もいました。
南京錠をかけるスポットって、日本でも江ノ島とかにありますよね。
「国が違えど、みんな考えることは一緒だな〜」と思いながらテクテク橋を渡りました。
3.現代アートがたくさん!ルートヴィヒ美術館
次に訪れたのは「ルートヴィヒ美術館 Museum Ludwig」。
私は、絵画を見ることも好きですが、幾何学模様や現代アートも大好きなので、この美術館は好みに合っていて、行って良かったなと思いました。
アメリカの現代アートだったり、ピカソのコレクションだったりも充実していて見応えもバッチリです。
実は一昨年、カナダ留学中にニューヨーク旅行に行き、念願のMoMA(ニューヨーク近代美術館)を見に行きました。
その時に、どの作品もとても素敵だなと感動したことを覚えています。
今回の美術館でいろいろなアートを見る中で、実は私はアメリカの現代アートに興味があるのかもしれないな、、、と新たな発見することができました。そんな気づきをドイツで得られたのも興味深い体験でした。
美術館にはバルコニーがあり、パレードを上から見ることが出来ました。
こんな感じで混み合っていました。
美術館を見終わったら、本日の宿にチェックインしに行きます。
本日泊まったのは「セントロホテルアリアン」。
こちらはアゴダに載っていた画像ですが、実際はこの写真よりも薄暗いイメージでした。
足拭きマットにも謎の染みがついており、潔癖の人は気になるかも、、、。
値段は1泊10,500円。立地が良いので、まあギリギリ許せるかな、、、といった感じのホテルでした。
ひと休みしたら、夕飯を食べに向かいます。
4.ケルシュビールを満喫!
私はお酒が好きなので、ドイツでビールをたくさん飲むことを楽しみにしていました。
ケルンで飲もうと思っていたのは「ケルシュビール」。
ケルシュ協定に登録している、ケルン近郊の有数の醸造所で作られたものしか、「ケルシュビール」と名乗れないという特殊なビールです。
何がなんでも飲んでみたいと思い、地元民が集まるお店「Gilden im Zims “Heimat kölscher Helden”」へ。日本語訳すると「ケルン英雄の本拠地」らしいです。かっこいい名前。
注文したのは、もちろんケルシュビールと、名物ザウアーブラーテン。
ザウアーブラーテンはドイツの伝統的な料理で、酢と水と香辛料を入れたマリネ液に牛肉を数日間漬けて、液から取り出し焼いたあと、さらに蒸し煮にするという手の込んだ料理だそうです。
付け合わせは赤キャベツとポテトのお団子?のようなものが定番。
お酢を使っているということで、確かに酸味が効いていて、今まで食べたことのないような味でした。好き嫌いは分かれそう。ポテトのお団子がもちもちしていて美味しかったです。
ケルシュビールは、スッキリしていて苦味が少なく、切れ味の良い飲みやすいビールで、料理とよく合いました。
ケルシュビールは、飲み終わると店員さんが2杯目を何も聞かずに注いでくれる、わんこそばスタイルということで、1杯目を飲み終わった後にワクワク、ソワソワしながら待っていました。
しかし、この日はパレードの影響でお店がごった返していて、なかなか店員さんが来てくれません。
最終的に、自分から声をかけて2杯目を注いでもらいました。
ビールを何杯飲んだかは、コースターに付けた棒線で把握をするそうです。
2杯目の線をかいてもらえて、とても嬉しい気持ち。
このお店は、常連さんもいるらしく、お客さんが「店員さんの名前」を呼んで注文や会話をしていました。
よく見てみると、店員さんのウエストポーチには本人の名前が刺繍されていました。
私も店員さんとコミュニケーションをとってみたいと思い、お会計の際に
「Danke(ありがとう)〇〇!」と名前を呼んでみました。
すると女性の店員さんは、笑顔で目をまるくしながら
「Why?(なんで知ってるの)」と聞いてくれたので、(その方は英語を話せる訳ではなかったので、単語でのやりとり)
ウエストポーチを指差しながら、これを見て名前がわかったんだよ〜ということをボディーランゲージで伝えました。
すると、納得したのか「Danke」と素敵な笑顔で返してくれました。
やっぱり、人が喜ぶ顔を見るのが好きだなと思い、温かい気持ちになりました。
また、勇気を出して声をかけ、素敵な体験を得ることができたので、「自分よくやった!」と小さな達成感を感じながら宿に帰りました。
ちょっとの勇気を、これから持ち続けるぞー!
つづく