女子バックパッカーひとり旅|ヨーロッパ|イタリアPart.3「絶品ジェラートとバチカン市国」
1. Giolittiでジェラートを食べる
ローマ観光で食べたいスイーツといえば、ジェラートですよね。
ローマ市内にはジェラートのお店がたくさんあり、どのお店で食べようか迷ってしまいます。
今回私が訪問したのは「Giolitti(ジョリッティ)」。
1900年創業の、100年以上の歴史を持つジェラート店で、イタリア王室御用達のブランドです。
映画「ローマの休日」の中で、アン王女が食べていたのも、こちらのお店のジェラート。
王室御用達の食べ物に、美味しくないものはないと思っているので、期待値はだいぶ高い状態で入店しました。
店内はこんな感じ。
本当にジェラート屋さんですか?と聞きたくなるほど立派な店内。
ジェラートの他にも、美味しそうなスイーツがたくさん売っていました。
アイスを購入する場合はまず、店内のアイス代金支払い専用の小さなカウンターで、アイスのサイズを選び、料金を先払し、チケットをもらいます。
このチケットをアイスクリームを盛り付けてくれる方に手渡すと、食べたい味を聞いてくれるのでそこでオーダーをします。
たくさん味があり迷ってしまいましたが、私はピスタチオ味とストロベリー味を購入。
ストロベリー味もピスタチオ味も、素材にとてもこだわった味で、アイスクリームなのにうまみやを深い味わいを感じることができました。
何より、「私は、今ローマでジェラートを食べているんだ!」という気持ちが、より一層味覚を敏感にさせます。笑
実は、Giolittiは東京にも店舗があるとのこと!(帰ってきてから知りました)
日本でも、イタリアのパティシエが毎日アイスを手作りして販売しているとのことなので、今度日本で食べても、Giolittiのアイスは本当に美味しいのか、試してみたいと思います笑
ここのジェラート屋さんで面白かったのは、アイスクリームの上にクリームをつけてくれること。
このクリームが、甘さが控えめでペロリと食べられてしまう美味しさでした。
アイスと生クリームって合うんだなあと初めて気付かされました。
2.パンテオンを見学
腹ごしらえをした後は、「パンテオン」に向かいます。
こちらのパンテオンは、118年に再建されたとされるドーム型の神殿で、その当時の姿のまま現存しています。
118年に再建されたということは、おおよそ2000年の歴史ですね。機械などもない時代にこんなに巨大な建物を建築できるなんて、どういう仕組みなんでしょう。
恐らくとてつもない数の人が一生懸命働いて作ったんだろうな。
パンテオンの入場料は5ユーロ。以前は無料だったそうですが、現在は残念ながら有料。料金の支払いはクレジットでもOKでした。
パンテオンは15分ぐらい並ぶと入ることができました。
事前にチケット予約もできるみたいだったので、時間がない人は公式サイトをチェックしてみてください。
建物内はこんな感じ。
現在はキリスト教の教会として使われているとのこと。
パンテオンの特徴は、ドームに光を取り込むための穴が天井に開いていることです。
これは、採光をするための穴で、ローマの青空を望むことができます。
雨が降ると雨水が入って来てしまうそうですが、その光景も少し見てみたかったかも、、、と思ったりしました。
イタリアの長い歴史のある建物に、日本から飛行機に運ばれてきたちっぽけな私が立っているなんて、すごく素敵で不思議な体験でした。
3.ナヴォーナ広場とサンタジェロ城
次に訪れたのは「ナヴォーナ広場」。この広場は1世紀ごろから存在するひらけた広場で、たくさんの噴水や彫刻などを見ることができます。
この広場には、美味しそうなご飯をテラスで食べることができるレストランや、可愛らしい雑貨屋さんなどが軒を連ねていました。
イタリア旅行を計画するまでは、こちらの広場の存在を知りませんでしたが、とても美しく、観光客もトレビの泉ほど多くないので、これからローマに行く方にはぜひお勧めしたいスポットです。
このあとは、ローマの街並みを散歩しながらバチカン市国を目指します。
行く道なりには「サンタジェロ城」が!
長い歴史の中で、要塞、監獄、避難所など様々な用途で使われた建造物で、現在は博物館になっています。
こちらも有名な観光スポットですが、入場料が14ユーロと高めだったのと、時間が詰めつめだったので、外側からちらっと建物の様子を見ました。
人と対比すると大きさがわかります。
4.圧巻のバチカン美術館
いよいよバチカン市国内の、「バチカン美術館」に入場します。
バチカン美術館に入場するチケットは、「Get your guide」で購入しました。
Get your guideは観光地のチケットやガイドを予約できるアプリです。日本語で販売も行っているので、予約を取るまでのハードルが低く、また売り切れてしまったチケットが残っていることもあったりと、海外旅行の心強い味方です。
今回、私がローマに滞在していたのが土日ということもあり、美術館公式のチケットが完売してしまっていたので、こちらのアプリを使ってチケット予約を行いました。
お値段は、公式サイトで購入する価格の約2倍涙
この旅では色々な国を訪問しましたが、やっぱりローマは1、2を争うぐらい混んでいましたし、チケットも早くなくなってしまった印象です。
イタリア旅行が決まったら、早めにチケットを取っておくことをおすすめします。
ただ、私がGet your guideでとったチケットには、ガイドさんがバチカン美術館の入り口まで連れて行ってくれるサービスがあったので、それはすごく良かったと思います。
というのも、バチカン美術館前は長蛇の列になっており、初めて観光で訪れた人にとってどこから入場したら良いのかも正直わかりづらい状態です。
ガイドさんがいることで、最短速度で入り口まで辿り着けるのは、とても助かりますし、精神的不安も少なかったです。
無事に入場したあとは、バチカン美術館内を散策。
有名建築家のミケランジェロの作品などが数多く展示されている館内は迫力満点。
特に天井の装飾は美しく、圧巻です。
バチカン博物館の1番の見所は、「システィーナ礼拝堂」。
ローマの彫刻家で画家である、ミケランジェロが手がけた天井フレスコ画が有名で、その長さはなんと40m。
圧巻の光景が広がります。
残念ながら、こちらは撮影禁止になっていたので写真がありません。
礼拝堂にはベンチもあったので、座りながらじっくりと天井画を鑑賞して、目に焼き付けることをおすすめします。
ちなみに礼拝堂の内部では、係の人が「写真ビデオ撮影の禁止」と書かれたボードを持っているのですが、観光客のほとんどは無視して写真を撮っていました。
撮影している様子を見つけると、係の人が注意しに行きますが、観光客の人数が多いので、取り締まりが全く間に合っていません。
日本では、なかなか見ない光景なのでびっくりしていました。
そんな、無法地帯でも真面目にきまりを守る日本人の私。
実は日本の規律を重んじる姿勢は、世界の中では少数派なの、、、?と思った出来事でした。
美術館には、約2時間ほど滞在して色々な作品を見ました。
本当はこのあと、システィーナ礼拝堂からサン・ピエトロ大聖堂に移動できる通路を利用して、観光をしようと思っていましたが、この通路がなぜか使えず、大聖堂内部を見学することができませんでした。
どうやら、参拝時間終了よりだいぶ早めに入場を締め切ってしまうようでした。
バチカン美術館は見所がたくさんあり、見て回る時間が想定より長くかかってしまうと思うので、これから行く方は午前中に入場し、余裕を持ってサン・ピエトロ大聖堂まで辿り着くことをおすすめします。
サン・ピエトロ広場から見た大聖堂の様子はこんな感じ。
ライトアップされてとても素敵な光景。
小学校の頃からよく耳にしていた、世界最小の国バチカン市国に来れたんだな、と実感し感慨深い気持ちになりました。
1日目のローマ観光はこちらで終了。世界有数の観光地ということで、見所たっぷり、大満足でした。
同時にローマは見て回るところがたくさんあるので、計画的なタイムスケジュールを組むことが大事だな、、、と思った1日でした。
これからイタリア旅行に行く方は、念入りにプランを組んでみてください!
つづく