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本屋への道ー損益試算ー
昨日まで風邪を引いてたけど、薬を飲んだらすっかり元気になって、本屋さんをはじめることについて真剣に考えはじめました。
夢見がちなことばっかり言ってるのもアレだなと思い、本当に本屋さんは儲からないのか試算してみることにしたのです。
やり方が全然わからなかったので、本屋titleさん店主、辻山良雄さんの著書「本屋、はじめました 増補版」に掲載されていた事業計画書から、モデル損益の表を見て、(半ば遊び感覚で)試算表を作ってみました。
なんとなく思い描いている本屋さん像の中から、
私(副島)がイラストレーターなのもあり、ギャラリー的な側面も持つお店になること
軌道に乗るまでは体力的に土日営業が関の山であること
家賃は3万円が限界なこと(ということはつまり駅前の一等地などではなくある程度辺境の地であるだろうと予想できる)
そこまで集客できる自信がないこと
などをなんとか無理やり乗せ込んで、息を切らしながらどうにか作った試算表が、こちらです。
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予想していたけど赤字!給料を試算に含んでいないのに赤字!冊数は相場がわからなくて控えめなつもりだけど、辺境の地にしては1日に20冊も売れば売れすぎな部類だと思っています。むしろそんなに売れないのでは…?ってことはもっと赤字…?震えが止まりません。
そこで試しに、週5(土日+平日3日間)営業で試算し直してみました。
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ようやく6000円の利益が出ました!可愛らしいですね。こちらも給料は計算に含んでいないので、無給で頑張ることになります。
店舗の場合の家賃は、一般的に売上の7〜10%程度が適切とされているそうです。この試算では家賃の構成比率が50%となっているので、とんでもない状態ですね。家賃が3万円だったら、月に30万円程度の売上が想定される、ということは、何冊本を売ればいいんでしょうか?なんとなくわかってはいたものの、かなり薄利多売な世界なことが今回の試算でわかりました。
と、家賃の構成比率のように、たくさんの穴がこの試算表にはあるのでしょうが、今の私ではこれが精一杯です。
まずは現実を知る第一歩、と思い、試しにnoteで公開してみることにしました。恥が勝つ日が来たら、消してしまうかもしれません。
わかったことは、本屋さん、思った以上に儲からないかも…!