11月最終週の投稿作品の振り返り
今週は初めて、たらはかに(田原にか)さんが主催されている『毎週ショートショートnote』という企画にも参加したこともあって、3つ投稿することができました。なにぶん粗削りな部分が多かったと自覚してますので、ちょっと振り返ってみようと思います。
■『君との別れ』
これは、構成が1つ前に書いた『逃げる夢』と全く同じだった点が大きな反省点です。完全に無自覚でして、投稿してから読み返してみて「あら、同じやないの。」と気付きました。
どんな構成かと言うと「嫌なことがあるが、顧みようとせずに放り投げようとするものの、思い直して前向きに行こうとする」というものです。
単純に物語の進め方のパターンが貧弱であることが一番の原因だと思いますが、無自覚ということは自分の根底に何かがある、と思慮すると
との結論が出ました。これは、そうありたいと思う自分の中の気持ちだと思うので大切に置いておくとしまして。
これから色々な作品を読んで参考にして、パターンを増やしていきたいです。そうすることで2作連続で全く同じ構成のストーリーを書いてしまうことを防ごうと思います。
■『マザートラップ』
初めて参加した企画ということもあり、趣旨をしっかりと理解できていませんでした。言い訳ですけど。田丸雅智先生方式ということで、着の身着のままの状態のゲーム機について創作すべきでした。「着の身着のままゲーム機」というワードを使えばいいと勘違いしていた点で、そもそもがダメでしたね。失態を晒してしまいました。
ちなみに「着の身着のまま」とは、着ている着物のほか何物も持っていないこと、という意味です。
内容の反省点で言うと、人物の裏側をもう少し描いた方が良かったという点ですね。本当は息子の方をもう少しまともな感じにしたかったです。そして母親のヤバさを際立たせたかったのですが、息子も些細なきっかけで逆上するヤバい奴になってしまいました。
あとは「着の身着のまま」ですが、厳密にいうと、意図せずにこんな状況に追い込まれたというニュアンスがあるそうです。文中では母親に乗せられたとはいえ、息子が自分で他の物を全て捨てているので、言葉を正しい意味で使えていないのは良くないですよね。
■『リスの税金』
言葉の響きが気持ち良すぎるので「木の実このまま」を主体として行きたいところでしたが、僕は簿記を勉強していたことがあったので「税理士」の方で行こうと思いました。
ただ、「税理士」として働く普段のリスの姿を物語に組み込みたかったのですが、何とか短く話を収めようとした結果、最終的に公聴会にチョロッと基本的な業務ではない形で登場するだけになりました。一応、当初より300字は削りましたが、それでも文字数を大幅にオーバーしてしまいました。
今回は、
木の実といえば、リスやな。
リスといえば、両方のほっぺた一杯に木の実を頬張るよな。
両頬の木の実が課税対象となるかどうかを巡って、税務署と税理士がバトルしたらどうなるやろうか。
こんな感じの流れでアイディアが浮かび上がってきましたね。我ながら悪くないと思って、これで行こうと突っ走りました。もう文字数オーバーしてもいいと。
そもそも410字ほどで収められる話じゃなかったです。思いを断ち切って、もっといいのが思い浮かぶまで粘った方が良かったと思っています。発想が得られないなら、無理して投稿する必要もないですしね。
それと、最後の1文は無くてもよかったと思ってます。びびって「木の実このまま税理士」のワードを使ってしまいました。
■ まとめと誘導
以上が振り返りとなります。投稿する瞬間は「いいのが書けた」と喜び勇んでいますが、時間をおいて読み返すと未熟だと思う部分が多かったですね。でも楽しいので、投稿を続けていこうと思っています。
こちらはあくまで本業である農事組合法人茶屋ファームの広報誌を書くための文章力鍛練だったりしますので、ご興味いただいた方は是非『茶屋のお便り』もご覧いただければ幸いです。
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サムネイルは「ぱくたそ」さんのフリー素材を使わせていただきました。