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今日の1本 ドラマ編 その9

意外と困るドラマ編。というのも私の見る傾向に偏りがあり、どうしてもジャンルが決まってくる………というか、最近のドラマ自体が大きく2つのジャンルばかりだから、というと人のせいにし過ぎなのか?いやいや、現実今回のか刑事や犯罪ものばかりなのは、感じている方も多いと思う


予算の問題もあるのだろう。意欲作はみんなNetflixだったりWOWOWだったりするし………こればかりはどうしようもない。もちろん昔の作品でもいいわけで、それを忘れてるのは私なのだが………



とはいえ、今回の作品はちょっとジャンルの中でも異色……というか視点が違う。それでは早速ご紹介。今日のドラマはこちら!



にじいろカルテ

この3人がいてこそ
あれ?ゴールデンカムイで2人は見た気が……


前回の「TOKYO MER」と同じ医療ものだ。他にも頭に浮かんだのの、ほとんどが医療系か事件系だった中でのチョイス。あえてこちらにしたのは、やっぱり毛色の違い。病気や怪我が出てくるのは当たり前なのだが、なによりホームドラマ感が強い。この温かさはなかなかないわけで…………


それではネタバレなしのあらすじ

東京の大病院の救命救急の現場で、夢と誇りを持ちながら働いていた医師・紅野真空に、ある日突然、“ある病”が発覚する。しかし、医者だからといってお金もないし、仕事も続けたいし……と困った彼女は、偶然知った山奥の小さな村の診療所で、病を隠して働くことに。同じく東京からやってきた、ヘンテコな外科医・浅黄朔と看護師・蒼山太陽と共同生活を送りながら、虹ノ村診療所で新生活をスタートさせるのだが……。さらに、村の住人も妖怪のように個性豊かな人たちばかり。時に笑い、泣き、喧嘩しながらも、熱く命と向き合って成長していく。

「シネマトゥデイ」より


医療ドラマと言えばそうだが、リアリティよりも人間にスポットを当てた作品だ。なので難病指定の病気が出てきたり、若年性アルツハイマー病などもあったりするが、あくまで舞台の演出装置になっている


深刻さはあれど、なによりのどかな山奥の村での生活が描かれている。確実に不便なところなのだが、こんなところに住めたらなぁ、と思わせてくれる。登場人物達がみんな生き生きとしていて、それぞれに感情移入しやすいのも魅力のひとつだと感じる


「Dr.コトー診療所」と似ているものの、あちらは現実の厳しさも感じさせる作品なのだが、こちらには悲壮感は少ない。状況的にはしんどいシーンもあるのだが、乗り越える姿が綺麗に表現されているからかもしれない。ある意味小難しいことは後回し、(無理やりにでも)明るく出来事をクリアしていける姿につい笑顔になれるのが魅力だ


既存の医療ドラマに疲れた時、見てみることをオススメする。ホームドラマとして完成されている作品でもあるし、デコボコチームの楽しさも感じられる。是非とも!

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