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メディアに踊らされるな!

自分で考えているようだけど、メディアに操作されている。
自分で考えられる人は少ない。でも出来るようになるコツがある!
・・・・という様なサブリミナル効果を紹介した本があった。

サブリミナル効果とは

映画館で映画のフィルムの1コマに「ポップコーンを食べろ!」というメッセージやコーラーを飲む画像を入れると、普通では見えないけれど目から脳にメッセージが伝わり、実際にポップコーンやコーラーの売上が上がるという。
もちろん現在ではそのような広告手段は行われていないし、効果を疑問視する研究もある。

天才とは・・・

普通の人には1つにしか見えないが、才能のある人は複数見える。天才はさらにたくさん見えるのだ。という話があった。

ルビンの盃というのがある。

白い部分を注視すれば盃に見えるが、黒い部分を見れば二人の人間が向かい合って見える。

注視する場所を左右や上下、中央と外側等にずらす事で複数の画像に見える。
物事はいかに多方向で見るかが大事だと思っている。そしてその事を人に伝えている。

Hなものを見た時

あるモノに女性性器や男性性器をほうふつさせるモノが埋め込まれているのがあるらしい。なぜ?そのような事をするのだろうか!?

それは、潜在意識の中で男女の性器を認識したとすると「あら! なんて自分はしたない!」と脳が否定するらしい。しかしそのモノを忘れないという。だから商品を覚え込ませる為に使用するという。

男性がいきり立ったものを潜在意識に取り込むと、元気になるように感じるらしい。酒のCMに使われていたそうだ。また逆に女性の濡れたようなものを潜在意識が感じると、しっとり感とか滑らかさを感じてケーキミックスのCMに使われていたそうだ。

ある日、そんな話をしようと思って、先ずはトイレに行った。目の前の消臭剤を見た時に・・・

上の写真はネットから探したのだけど、引き出す頭の部分は半球で、ボトルももう少し下が広がっていた。
完全に“凸”の形で、男性の形そのものだった。

さらに“桃”でしょう?
画像をきっちり撮ったけれど、だいぶん前だから見つからない。でも色々おもしろいネーミングをする小林さんだから、やったな!と思ったことは事実だ。

しかしこの手は、見る人が種を知っていたら何の効果もないという。

先生の場合

今まで書いてきたような事も雑学としては面白いし興味がある。

綿貫先生もこの手の事が好きだ。先生の書や拓本は裏読みが出来るけど、多くの人は読む事が出来ない。だからサブリミナル効果はないと思う。
効果を狙うというより遊び心でやっている。

今は時効だと思うけど、ある店の屋号を考えてくれと言われて作ったのが「葉々樹亭」木々が生い茂った料亭を想像させる。

「これはね、はようきてい 読むのだ。客を待つ店だ」と言っていたけど、先生はHな会話を漢詩風にするのもよくやっておられたので、その会話の一部を取ったんだと思う。店名を依頼した社長は知っているかどうかわからないけど、あの社長はシャレが分かる人だったから先生は種明かしをしたと思う。

ある時、先生は精力剤の会社から仕事を頼まれた。こんなマークのデザインをしていた。

普通の人は龍を横から描くだろう?
僕は上から見た所を描いた。迫力あるだろう?
と先生が言った事を覚えている。

風水にも興味があるので、左青龍 右白虎 という言葉を知っている。

ちなみに有馬の街は風水の好適地だと思っている。だからうちの従業員寮が街中にあるが、ある場所は白虎庵という名前を付けているし、ラーメン屋を開く時は青龍居という名称を付けた。

晩年、先生に「龍の額が欲しい」と言ったら、後日持って来てくれたのが、この額。
そして茶室の名前を付けてもらった。

茶とは何ぞや・・・と茶道を極めるようにも読めるが、ええ加減な茶なので、なんちゃってと読む。

そして床の間に掲げる額が、先ほどの龍の額。
青い方向の 翼の龍  青=ちん 方=ほう 翼=よく 龍=たつ

この様なものばかり先生は作っていたのではないが、極極お遊びでつくっておられた。
僕はそのような遊びが出来る先生を尊敬していたし好きだった。





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金井啓修
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