出遅れキャリアの勝機【30代半ばまでかかった職種選び】
前回、キャリア形成の時間軸について投稿しました。
その中で、私は30代半ばでようやく今後極めていきたい職種(事業開発)に辿り着いたと書きました。
これは一般的には遅すぎるかもしれません。
しかし、私にはこのキャリアにも勝機があると思っています。
その理由は以下の3点です。
①事業開発という新しい職種を戦いの場に選んだこと
②人生100年時代で時間軸が伸びた
③そもそも何が良くて悪いかはその人次第
それぞれ解説していきます。
①事業開発という新しい職種を戦いの場に選んだこと
まずは、①の「事業開発という新しい職種を戦いの場に選んだこと」です。
これは何かというと、新しい職種なので長年の経験をもったライバルが少ないということです。
希少性があるのです。
各企業において、営業やマーケターはたくさんいますが、事業開発担当者は人数が少ないです。
私の感覚では数名レベルです。
私が30代半ばで営業に職種を変えると、既に同年代は15年ほどキャリアを積んでいることになるので、到底敵いません。
しかし事業開発では、15年間やっていますという人は中々おらず数年レベル、かつその経験者の数も少ないです。
こういったニッチな場であれば、今からでも戦えるという勝算がありました。
ちなみに、私は営業やマーケティングも経験してきましたが、そこそこ良い成果は出せるものの、一番にはなれないなと感じました。
また、そこまでの情熱も持てませんでした。
しかし事業開発は面白く、そして極めていきたいと純粋に感じています。
後は、今後、この職種が伸びるかという点も考えないといけませんが、私は有望だと見ています。
既存事業が伸び悩む企業が多い中、新規事業を始めたいと考えを持つ経営陣は増えています。
また、お客さまのニーズが複雑化するなかでは、自社のみではそれに対応できず、パートナーとの連携がキーになってきています。
そんな状況なので、今後もニーズは伸びるのではと感じています。
②人生100年時代で時間軸が伸びた
次は、②の「人生100年時代で時間軸が伸びた」です。
人生100年時代では、従来の60歳や65歳での定年で働かなくなるのではなく、70代、80代、もしかしたら90代でも普通に働いているかもしれません。
そう考えると、今、40歳としても、後30年、40年、50年と働きます。
つまり、まだまだ長い間働くので、30代でのキャリアの方向性を決めても、遅くないと思うのです。
40代で結果を出すことを考えると遅いでしょう。
しかし、50代で結果を出すのであれば、逆転できるのでは?と思っています。
③そもそも何が良くて悪いかはその人次第
最後は、③の「そもそも何が良くて悪いかはその人次第」です。
市場の評価も報酬に関わるのですごく大事ですが、自分の満足感も大事だと考えています。
長い時間を費やす仕事の時間を不完全燃焼な中、お金のために時間を売る形で本当に良いのだろうかとずっと思っていました。
ハッキリ言って苦痛でしかなかったです。
私は仕事で色々と辛い思いをしてきましたが、それでも仕事への希望を捨てきれなかったのです。
この労働時間をもっと楽しめたら、きっと良い人生になると思ってきました。
そして、少しでもそれに近づけるように、自分にとっての天職探しをしてきました。
その結果、社内公募や転職で職を変え、周囲からは色々と言われましたが、今はきっとこのキャリアで良かったんだと思っています。
なので、最後の勝機の理由は自己満足です。
そして、私は自己満ほど強いものも無いなと思っています。
今回は出遅れキャリアの勝機ということで、職種選びに時間がかかった私の考えについて話をしていきました。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
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