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《クマとプチ》に誘われて、水墨画を始めてみた。



🐻🐻



可愛いクマの表紙。プチと愛らしい名の水墨画の本を発見。世界で活躍している先生が初心者向けに執筆した一冊。《なんか描けそう!楽しそう!》と思い、さっそく取り組んだ・・・当たり前のことながら


全然簡単じゃなかった。


乾いた作品を眺める。描いた直後にあった線が消えている。クマは半顔。犬も半顔。ケーキのスポンジとクリームは消え、イチゴは怖いブツブツ。

ああ・・


おお・・


全然可愛くない。

お手本を見ながら真似ても、素人が描くと恐ろしい毒イチゴケーキが誕生した。上手くいかないけど、夢中になり、あっという間に2時間30分。いい疲労感が全身に満ち、正午の日差しの下で昼寝した。



めちゃくちゃ難しい。
めちゃくちゃ面白い。

水墨画の技法1つ1つが目新しい。特に色の使い分け。書道の作品は墨一色が多い。対して水墨画は、3種の濃度(2種の淡墨と濃墨)で描く。墨の濃淡や線の太細、筆のさばき方で、がらりと表情が変わる。


追究が、好奇心が、尽きない。

一通りの手習いをして、ちょっと休憩がてら、鳥獣戯画を描いた。描きながら、筆っていいなあ〜ボールペンや鉛筆とは違うんだよなあとしみじみ。うさぎの髭や毛並みが細くフサフサに描ける。カエルの背中の模様も淡墨でスイっと塗れば完成。ペンや鉛筆で描くのも面白いけど、表現の幅広さは、筆が圧倒的だなと思う。

戯画に添えた説明文も、気負わずスルンと書けた。弓の2画目が、流れに乗って飛んでいってしまった。誤字だから失敗なんだけど、まあそれも良し。


だって楽しく書けたから。


鳥獣戯画甲巻 賭弓の後の宴会のしたく


誰かの評価ではなく、ただ書きたいように書くだけ。その喜びを抱きしめながら、明日も筆と墨と紙にたくさん遊んでもらおう。


2回目はちょっと成長!

シンバルかわいい


文字大きすぎた


お家に眠っている書道用具で
すぐ!
始められます。筆と遊ぶ時間を
過ごしてみてはいかがでしょう?
(道具はすべて100均で調達出来ます〜!)


おしまい

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