29.士業の中で異端児と呼ばれる人の稼ぎ方【47歳で独立した私が50歳で軌道に乗るまでに経験した99のこと】
何もしなくても勝手にモノが売れるしくみを作る。
マーケティングを学ぶことで、理想の状態が作れる!と考えた。
開業と同時にこの考え方を知れたのは、本当にラッキーだった。
私は真面目な方だとは思いますが、基本は怠け者です。
一生懸命働く時は、後でラクをしたいと考えた時です。
収入を上げようと思う時は、今の倍の収入にしたら、半分の期間だけ働いて、あとは休めるぞ!と考えました。
基本、働かずに生きて行きたいです。
ただ、それに負けないくらい好奇心旺盛です。
例えばマーケティングの話を聞くと、自分でしくみを作り、何もしなくても売上が作れる様子を見てみたいと思います。
ブロガーがアフィリエイトで稼いでいると聞くと、自分でもできないかと、やり方を調べ、ASPやGoogle Adsensに登録して、実際に行動してみます。
これをやっていくと、いつの間にか収入が伸びて行くのが開業です。
怠け者で働きたくないけど、面白そうなことはやってみたい。
この気持ちに任せて行動したら、開業当初には想像もつかなかった売上が作れるようになりました。
やってみたいことがある人は、それだけで幸せです。
やってみたいことがあるうちは、私も楽しく生きていけそうです。
こんな私なので、異業種交流会などで「稼いでいる変わった人」を見つけると、興味津々で話を聞きました。
早起きをして午前中に仕事を終わらせて、という話は自分にはできないので、そうではなく、このやり方だと効率的に売上につながるとか、これならラクに収入が増えるなどの話に引かれました。
もちろん、出まかせを言っている人はいます。
そのため、具体的な方法を教えてくれる人だけと長く話しました。
開業したばかりという、自分の立場を利用しました。
それは大変でしょう、という姿勢で、具体的な方法を教えてくれる人もいました。
同業者には教えてくれる人はいなくて、他士業の人からは参考になる話をいくつか聞きました。
「行政書士は大変でしょう(仕事がなくて)」という前提で、他士業の人たちは教えてくれた気がします。
同世代の男性は、惜しみなく営業方法を教えてくれました。
ちょっとグレーな気もするので、ここでは書きません。
ある方法で企業の内部情報を手に入れ、営業をかけていました。
コミュニケーション能力がないとできない方法でした。
人の良さそうな、だけどやり手な感じでした。
その男性の同業者からは、「彼は業界では異端児と呼ばれているから、あまり話を聞かない方がいいよ」とアドバイスされました。
なるほど、異端児は業界の常識を破り、大きく売上を作るのだなと感心したものです。
これは1つのヒントになるなと思いました。
また、同じく他士業の人で、億を売り上げている女性にも出会いました。
彼女はもともと弁護士事務所に勤めていて、顧問料で売上を伸ばすノウハウを手に入れたそうです。
彼女は別の士業の資格で独立し、手に入れたノウハウを応用して売上を伸ばしました。
毎月入る顧問料こそが、安定した売上につながると言っていました。
私が開業と同時に考えていたことに近く、毎月の定額収入を増やす考えは間違っていなかったと確信しました。
会社経営をして70億売り上げている男性も、もともとは弁護士事務所に勤めていて、そこで営業がうまく行き、事務所の売上を大きく伸ばしたそうです。
弁護士は営業をしてはいけないというのが、当時(30年前?)のルールだったそうです。
ホームページもダメだった頃に、フリーダイヤルを取り入れて営業したところ、一気に売上が伸びたという話でした。
これも、本当に興味深い話です。
つまり、業界の異端児こそが売上を伸ばせると言えそうです。
業界のルールを破ることが非合法ならダメですが、慣習だったら破っても問題ない場合がほとんどです。
時代は変わります。
変化に対応できることが、売上を伸ばすことにもつながるのでしょう。
開業1年目に出会った「業界の変わり者たち」の話は、マインドセットを含め、本当に役に立ちました。
その後も彼らを追い続けていますが、早くに亡くなった方、バイアウトされた方、色々な方面で活躍し続けている方と、様々です。
こういった流れが観察できる点が、SNSのすばらしさだと思います。