仕事は生活の手段?
「もちろん、今やってる仕事の中に情熱を見出していくんも大事やで。ただ、もし自分がこれまでの人生で、情熱を燃やせる分野を本気で探してこうへんかったなら、いったんお金のことを脇に置いて自由に考えてみいや。言うても、仕事は生活の手段やて割り切ったとき、一番脇に置いてかれるのが、やりたいこと──つまり、情熱やからな」
仕事は生活の手段、
常に思っている。
仕事で嫌なことがあった時、
それでもやらなくちゃ、と、
自分を奮い立たせるために
言い聞かせているから。
仕事に情熱を持っている人を羨ましい。
自分もそんな風に情熱を持てたらいいのに。
自分ができることはなんだろうと、
悩み、今の仕事は周りの支えがあってできている
なんとかなっている、と考え、
今までやってきたことに対して
自信が持てない。
わかりやすいスキルがないから。
転職とか、
自分のやりたいこととか、
考えるたび、
この仕事以外に何ができるんだろう、
評価してくれるんだろう、と
不安になる。
今の仕事を変えたいと思いながらも、
自信のなさと、
自己分析で、
自分の足りないものを突きつけられるのが
怖くて、進めない。
仕事は生活のため、
そう考えるのが正しいと思ってきた。
この文を読んで、
私はずっと、自分の気持ちを
置いてきぼりにしてきたんだと気づいた。
なるほどな、
割り切ったつけが回ってきたのか。
生活のためという理由だけじゃ
満足できなくなってきたのか。
考えなくちゃいけないな。
たぶん、この問いを避け続けると、
この先のどこかで、また後悔してしまう。
本を読み進めよう。
そして考えよう。