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13月の残火

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2020年、2021年、2022年、詩作品
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#namida

夜の影

星がいつもよりきれいに見れる日だった、数え切れないよ、友達の一人いないぼくも、生き方一つで何かが変わるのだろうか、愛されなくても良いよ、なんてぼくは言えないし、臆病なぼくはむしろ愛されたいと願ってしまう、いつかきみもこんな毎日なら消えてしまいたいと思うのだろうけれど、それでも必死なって生きて、みんなの前で笑うために陰で一人泣いたりするのかな、それでもきみはいつか小さな哲学者を産んで、その子にお母さんと呼ばれたりして、両手から零れるほどの愛を噛みしめるのだろう。 星の正体は死

old man 【散文詩】

花は散ってもきれいだろうか、歳をとったきみの隣でぼくは笑っているだろうか、きみと会えば会うほど、一緒にいればいるほど、きみの知らないことばかりが増えた。詩を書いた机、個展を開いたギャラリーも今はもう無いんだ、気づけばさよならばかりの人生で、みんないつの間にかいなくなる、かろうじて人間の形を保って歩いてきた人生もいつかは終わって逝くのかな、終わった先の暗闇も未来に繋がっていて、またきみに会えるだろうか。 幸せに意味や理由なんて要らないだろう、誰も辿り着けない、真似できない人生