![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57011474/rectangle_large_type_2_4b1dc52ecfda303aa87309559c9770d6.jpg?width=1200)
男の子の子育てと母の虫嫌い
大阪府の北、島本町の水無瀬(みなせ)川に行った。
自宅から30分位で着くので夏にちょくちょく行く。
急にアレだが、私は虫が嫌い。なぜかはわからない。
水がキレイで、いろんな生物がいる。
たにし。
何かのヤゴ。
沢ガニ。
我が息子は昆虫、魚、そしてこの水辺の生き物達が大好きなのだ。現地に到着し息子のリュックサックを開けてみると『飼育と観察』の図鑑が入っていた。重いのに…。
(何か飼う気やな…)
もう、ウチはメダカで精一杯。水換えは夫がやってくれるが、お亡くなりになったメダカは、わたしが専用の割り箸とコップで亡骸を拾う。いつも無念なのだ。
今日は沢ガニを三匹持って帰ってきた。
息子は観察しまくり、オスの一匹が案の定お亡くなりになってしまった。
近くの川に埋めに行くというので、私は慌てて
「残りのカニも放しておいで!」と言ったところ、何故か素手で亡骸と残りの生きたカニを持って出ていった。
ギリギリまで観察するのだろう。
そして、追悼の折り紙だ。
ご冥福をお祈りします。
私も息子に刺激を受けて、少しずつ生き物が大丈夫になってきた。
息子は、道端でGが亡くなっていても、
「かわいそうに…」と手を合わせる勢いなのだ。
私も、なんだかよくわからないうちに、
昆虫や生き物を嫌っていた気がする。かといって、大好きな感じにはなれないと思うが、
息子にいろんな事を教えてもらっている気がする。
「どうして虫嫌いなの?なんで殺虫剤ってあるの」と息子。
「いや〜、なんでやろ。わからんけどさ、なんでやと思う?」と私。
息子「ぼくは、殺さなくてもいいと思う。」
私「…いや、そうかもなぁ。どうなんやろ。」
いつも答えに困る。
そう思うと、
(この世は矛盾ばっかりやなぁ。)
川で足をちゃぷちゃぷしながらそんな風に思ったのでした。
ジーンズのすそ、ビシャビシャになりました。
今日も読んでいただきありがとうございます。