保育の現場はやはり厳しい

「シロ先生〜上にゆうてくださいよ〜」そう言ってきたのは、3年目の若い先生だ。
たまに休憩が一緒になり、話すようになった。

どうやら仕事場に不満がたくさんあるらしい。
会議が多い事や人手不足、給料も安い上に休憩時間も削って仕事をしているとの事。

私「そうなんや〜!ここは組合ないの?」
彼女「組合って何ですか?」
私「ほら、ストとかするやつ」
彼女「すと。???いや、無いと思います。」
私「保育士やしただでさえ給料安いのに、組合費なんて払いたくないか」

彼女「うん。なんかいっぱい思う事あるんですけど言いづらいんですよねー」

私「あ〜そうなんや。わかるなぁ。私入ったばっかりで何もわからんからアホなふりして聞いてみるわ〜。先になるかもわからんけど。」

彼女「全然いいです!若い子みんな同じ事思ってます!」

私「うん〜あんまり期待せんといてや笑」

私もこんな時代があったなぁと思う。
なんで休憩時間に仕事をしないといけないのだろうとよく思っていた。
完全な人手不足というか、ハナから雇う気もサラサラないのだろう。
現場で工夫をしていくしかないのだろうと思うが、私にはまだその力も知識もない。

若い子みんながそう思ってる、だけど言えないという事は風通しのよい職場ではないんやろうなと思った。

保育の現場はどこもこんな感じかぁ。厳しいのぅ。

子どもが好き、保育が好きでも給料の安さと保育だけではない労働のしんどさに、みんな辞めていくんだ。

私もそうだった。

それを知っていても現場に戻った私は、やっぱり保育が好きだし、子どもが好きなんだろう。

私にできることないかな。

おわり。

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