幸せのどん底を避けたい妻から、夫へ。
人生の「幸せのどん底」は48.3歳。
一般的に幸福度と年齢の関係は、U字型になる傾向がある。
そんなの人によるだろう。
いやいや、もちろんそうなんだけど、、
最新の知見によると、どうやら
そういった"傾向"があるのは事実のようだ。
こちらの本を読んで知った話。
そうだとしたら、現在37歳の私は
10年後、人生のどん底にいる可能性がある。
私だけではない。
夫は同学年のひとつ年下だから、
夫も同じ時期に、
人生のどん底にいる可能性が高い。
10年後に夫婦揃って人生のどん底が来る、、?
正直そんなこと言われれば、私だって気分が悪い。
一体どうなっちゃうんだろう。
✳︎
NHKで「ミッドライフ・クライシス」の特集番組を見た。
えぇ?!
これアプローチの仕方は違うけど、
前読んだ本と言ってることほぼ同じじゃん、
と思った。
人生の「幸せのどん底」は48.3歳。
ある研究職(男性)のエピソード。
ふと気づいたら、自分の周りは大学教授などの役職についていた。
それに比べて自分は何も成し遂げていない。
能力ある若手を、自分の存在を脅かす恐怖に感じる。
もう新しいことに取り組む気力も体力も残っていないことに気づく。
…そんなような内容だった。
いや、もうね、
無意識に10年後の夫の姿と重ねてしまい、
他人事とは思えなかった。
夫も、私も、誰でも。
時間は全員に平等で、みんな平等に年齢を重ねていく。
*
やっぱり他人と自分を比較するべきではないと思った。
「他の人は出世しているのに自分は、、」とか。
ハッキリ言って、そんなことはどうでもいい。
全然気にする必要なくない?
人生を「仕事ひとすじ!」みたいに、
フルベットする思考も避けた方がいいのだろう。
仕事と、家族と、趣味と…って、
大切にしたいことをいくつか持ち、
今のうちから育てていったらいいと思う。
だって仕事にフルベットしていたら
「仕事が辛くなった…」となれば心にポッカリ穴が開くよ。
空っぽになっちゃう。
今は働き盛りで、気力も体力も充分あるから。
それでいいかもしれない。
それしか考えられないかもしれない。
でも、いつか。
今のようにいかなくなるときが"必ず"やって来る。
役割を終えるときが。
バーーっと思いつくままに書いていたら、
いつの間にか、夫に向けたメッセージになっていた。
私は夫が心配だ。
仕事の出世が全てじゃない。
仕事をがんばる夫のことを、心から尊敬している。
私よりはるかに大きいプレッシャーと、ずーっと戦っている。
だからこそ、不安になるときがあるんだ。
あなたの妻は、心配しているよ。