デンマークはなぜ幸福度ランキングが高いのか?

先日ネットで【デンマークは幸福度ランキングで常に上位で日本は先進国なので50位前後を彷徨っている】という記事を見つけました。デンマークは過去に2013・4・6年で1位を取り、1位でないときでも常に3位に入っていて世界一幸せな国と言えます(ちなみに2018・2019年の幸福度ランキングは2年連続でフィンランドでした)。

ヨーロッパはとにかく税金が高いイメージがあるのになぜ幸福度が高いのか?自分が読んだ記事には理由の記載がなく、ただ結果の事実が書かれていただけなので気になり調べてみました。本日は幸せな国デンマークはなぜ幸福度が高いのか書いていきます。

まず理由について書く前にデンマークについて簡単に説明します。ヨーロッパ北部(いわゆる北欧)に位置しており、人口570万人、国土は九州と同じくらいの広さです。公用語はデンマーク語。産業はエネルギー・生命科学・農業がメインで、原油生産量はヨーロッパ第3位、風車の生産量は世界トップクラスです。また有名どころでは、ブッロクのレゴ、ビールのカールスバーグはデンマーク企業です。

さて、本題の幸福度が高い理由ですが、簡単に言うと社会システムが安定しているからと言えます。理由は大きく分けて2つあります。

理由①:労働時間が短く、休みが多い

1日7時間、週で37時間、また有給は年間6週間と定められてます。年単位では、デンマークが1408時間、日本が1710時間と約8割程度です。     この時点でプライベートや家族と多く時間が過ごせるのでストレスがなく、幸せな生活ができますね。

理由②:充実した社会保障制度

・医療費無料

・学費大学院まで無料

・介護費無料

・年金全ての国民が受給可能 月額約20万円


ただ当然デメリットもあります。

税金が日本に比べて非常に高い

人によってケースバイケースですが、日本が約25%なのに対して、デンマークは68%(消費税25%・住民税25%・医療付加税・所得税)!!     うひょー(@ ̄ρ ̄@)

社会保障が安定しているという事はそれだけ、税収がある分うまく運営出来ているという事ですね。またその税収を運用する議員さんですが、なんとほとんど無給でほぼボランティア感覚のようです。つまり本当に国民の為を思って体を張っているので政治や政策が安定しているのでしょう。

日本の政治家のイメージは、偉くなりたい、エリートと思われたい、などお金や出世欲が駆り立てられているイメージが強く、デンマークに比べると矛先が自分になってしまうので、運営が国民主体になりにくく、運営自体が弱くなってしまいますね。

最後に幸福度が高いという事は、人は億万長者になれるかもしれないというプラスの要素よりも、多少手持ちのお金が少なくてもマイナスの要素が少ないという事に幸福度は影響しやすいと言えるのではないでしょうか。

何を持って幸福と言うかは人によって異なりますますが、日本もデンマークから学べる事は多々あるのかもしれません。

それではまたバイバイ♪( ´▽`)

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