見出し画像

コミュ障と霊感

 幼稚園のとき私のIQは160台でした。これを自慢したいのではなく、自分のなかでは理由がなんとなく分かります。知能テストを実施した園長先生たちも大慌てで、放課後いきなり呼び出されたのを覚えています。

 いっぱい積んであるブロックをみて、見えない部分もふくめて全部でいくつあるか答えたりするやつ。正解すると、どんどんブロックの数も難易度も上がっていく。

 いま思い返せば、あれは霊感だったんじゃないかと思っています。積まれたブロックのうしろ側も見えるから、指折って数えてただけ。

 幼稚園時代の霊感は特殊で、日常が人と違って見えていたけど、他の人もみんな同じだと思っていました。すべての人に世の中はこう映っているのだと。

 私の場合は、「人の心の声が100%みえていた」という能力。第六感というぼんやりしたものではなく、本当にはっきりと鮮明に見えていました。

 人間全員の上半身あたりに、「色のついた形」が浮いてて、そこにその人の考えていることや人生のデータが入っており、「色と形の組み合わせ」で何でも分かった。

ここから先は

1,226字

¥ 1,500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?