火水伝ゑ文(ひみつつたえふみ)9
こんにちは、白山大地です。
『火水伝文』は、最初に大峠(天意転換)の到来を告げています。次に指摘するのは、日本は、「元(もと)つキ」いずる国だということです。そして、「元つキ」がいずるのは日本だけ、外国ではそれがないのです。
では、その「元つキ」とは、何でしょう。それは、「陰」と「陽」を真十字に結ぶことにより生まれる「産土力(うぶすなりき)」からいずるものとされます。
「陰」とは、堅のことです。たてと読みます。「陽」は、横のことです。堅は、火の御守護で、横は、水の御守護のことだそうです。
なお、『火水伝文』では、このように記されていますが、『火水伝ゑ文』には、「堅」が「縦」の字に置き換わっています。確かに、一般的には、「縦横」でたてよこを表し、「堅」は、「たて」とは読みませんが、これは、字の取り違えではなく、私は、神様は「堅」の字にこだわって使われたと考えています。
それはさておき、陰陽は、火水(かみ)であり、火水(陰陽/堅横)マ十字に組み合わすことで「産土力」が生まれます。そして、その産土力から「元つキ」が生まれ、「元つキ」より、万物万象が誕生したと読み取れます。つまり、「神なきところ何もない」ということです。
この「元つキ」いずる国の身魂を持っているのがマコトの日本人だそうです。ヒノモトの国は元つ神のご神体そのものだそうです。そして、それゆえ、日本は世界のひな型になっているのです。
これは、差別ではなく、区別であり、区別タテワケしないことが不平等であると述べられています。