火と水、陰と陽、父性と母性
こんにちは、白山大地です。
これまで、日本は男性社会でした。それを是正するよう、国連からも勧告を受けています。
『火水伝文』には、こうあります。
「火の御ハタラキが、下から支える裏の御ハタラキ[▽、陰の構え]にござるよ。万象万物【正化(セイカ)】さすご苦労の御ハタラキであるぞ。こは父の御役じゃ。至誠大愛の御役にござるよ。下から上へ燃え立ち昇る如く、ご自身は下の下の下に下りて、見えぬ陰の存在と成りて、何かのことを背負いご守護致し生かし活かして、背負われているものが得心致して、不平不満も無く安心致して生きあるよう様、下から上までスクリとマコトをタテワケ立て、ご守護致すこの世の基の御ハタラキを申すのであるぞ。」
さらに、
「水の御ハタラキが、上から顕す表のハタラキ[△、陽の構え]鳴るを知りて下されよ。万象万物【正化(セイカ)】の御ハタラキにありて、志慈志順の御ハタラキにてござるよ。こは母の御役じゃ。火の位の響きを受けて、どんな事でも真ス直に結び顕し下さる、否と申さるる事の無い響きにてござるのぞ。自らの意にてカタチを顕さるる事の無い、志従志順の極みにておわす由、総てを顕すお力をお持ちなのじゃ。こは解かるでござろうが。我欲がありては適わぬ事ぞ。」
本来の父性は、下から支える裏のハタラキ、陰の構えとあります。一般的には、男性が「陽」で、女性が「陰」と考えられてきましたが、『火水伝文』では、逆です。父性が「陰の構え」で、母性が「陽の構え」です。
これまでの日本では、一家の主(父親)が、父性と母性のハタラキを一人で行おうしたことに誤りがあると思われます。
人は、誰でも、男性性と女性性を兼ね備えております。夫婦(人)は、時と場合に応じて、それぞれが父性と母性を発揮するのがいいのではないでしょうか。
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