真の言霊とは

こんにちは、白山大地です。
 「火・土・水(ヒトミ)とは、「口・心・行(クシンギョウ)」のことでした。この三つを真釣ることがマコトであり、神ハタラキの基になっています。つまり、私たちにマコトがあれば、神として恥ずかしくない生き方ができるのです。
 しかし、『火水伝文』にはこうあります。
 「火土水のお土が曇れば、結びたる火水も曇るぞ。口心行の心が曇れば、結びたる口行も曇るぞ」と。さらに「心、曇りて居れば組み結びた花々は、ケガレ負いたる仇花(あだばな)となりてしもうのぞ」とあります。
 そして「心スミキリてマコト真釣りて結ぶを「一二三(ひふみ)」申すぞ」と続いています。
 この心が澄みきった状態で発した言葉が、真の言霊(ことだま)なのです。一とは火のことです。三とは、水のこと。二が真中のお土です。万象万物を産むのが真中のお役目です。
 心が澄みきっていたら、口に出した言葉が現象となって現れる、それが真の言霊です。この言霊は、邪をハライ、マコトを顕す草薙の剣(くさなぎのつるぎ)なのです。
 「マコトの響きの言霊【口】が必ずタテワケありて、スミキリた【心】で、そが言霊をスクリと立て持ち、口に違わず【行】に組み結び現し行くが、三真釣り(みまつり)持ち行くということでござるのぞ。こが一如の真釣りぞ」と『火水伝文』にはあります。

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