昼に見た夢
何かから逃げるように、避難場所的な大きい屋敷に着いた。
知り合いの持ち家で、暫く厄介になれないかと思い交渉する為に、屋敷内を家主を探しながら歩いていた。
ソワソワする。
何から逃げているか分からない。
ゾワゾワする。
その恐怖は大きくもないが、消えない。
ふと場面が変わると、YouTubeにチャンネルを持つ霊感のある方が通路に居た。
「あっ、なんか大変そうだね。払っとくね。」
信頼出来ると思いお願いしたら、私の中から全てが抜けた感じがした。
「これでもう大丈夫だから。」
そう言われたが、感謝と共に虚無感と誰にも護られてない恐怖が襲った。
少しして、またその人と会った時、
「助けて下さい。お願いします。」
私は泣いていた。
「何かあったんですか?」
軽いトーンで聞かれたが、私はそれどころでは無かった。
「私の中から、茅の輪みたいなモノが沢山空に行ってしまったんです。私の中に、何もないんです!」
「あっ、それはヤバいね。ゴメンゴメン。…………はい、コレで大丈夫。」
不安定だった部分が、整った気がした。
そして何か軽くなった気もした。
けれども、凄く淋しくて悲しい気持ちもあった。
空にいってしまった沢山の何か達に、お礼も何も伝えられなかった。
~終わり~
そもそも茅の輪はくぐったら病気を避けられると言われてるモノ。
自分の中からそれが出ていくと言う事は、自分の中の悪いモノも、それを中和していたモノも、同時に空へ還っていったのかなぁと思ったり。
その意味を起きてからずっと考えてはいるが、まだ腑に落ちるナニかには出会えてない。
ただ軽くなったという感覚だけ取れば、悪いだけではないんだろうなと、思うだけに留めとく。
そして、大きな屋敷と思っていた所は、屋敷と神社がごちゃ混ぜにになっていたイメージ。
なんだろうな……
本当に夢の話しか、創作か。
読んだ方のご判断にお任せします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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