『HSPなんです』と告げたその先
人間関係において
「私、センシティブです。」
と公言することは、誤解を生むことにつながることが多々。
「誰だって傷つくし嫌になることがあるんだよ。お前だけじゃないだろ。」
というどこかの誰かの心の声が大音量で聞こえてきそう。
・HSPで傷つきやすいんです
・HSPだから人から影響を受けてがしんどいんです。
これは確かな事実。
でも、そこで終わってしまうと、相手に対して有無を言わせぬ要素が含まれてしまう恐れがあります。
分からなくはありません。
「弱者・マイノリティーによる無言の脅迫」
って実際存在するからです。
これは
「HSPなので私はできないの。仕方ない→だから頑張るのはあなたの方。」
と、相手への「依頼心」として伝わることが原因。
でも、ガマンするのはさらに悪い。本人にとっても周囲にとっても。
では大事なことは何か?というと
自分が、HSPであるということを認めたその先にあると思うのです。
これはあらゆるマイノリティーにいえる話ですが
マイノリティーでありながら、相手と自立した関係を築くためには
① 事実を事実として伝える
② 『自分が立てた対策』への協力を相手に仰ぐ
というところまで自力で辿り着く必要があります。
① HSPという遺伝的な過敏さがあり、生活の中で苦手なシチュエーションがあることを共有する。
② 関係を維持するための対策として、週末の夜1日は1人で過ごすことを理解してほしい。
…といったようなことです。
相手への依存や自分への卑下は介入しません。
おそらく、相手もその事実に対してモヤっとすることはないでしょう。
なぜなら自立しているから。
「① 今日朝からお腹の具合が悪いから、②トイレに近い席に座らせてもらうことを理解してほしい」
というのと同じくらいの温度です。
HSPの人は、周りの空気に繊細なあまり公言することさえ躊躇するという、ある種の「男気」みたいなのあるタイプが多いと思います。
決してガマンしているふうには見せず、静かにガマンして、ガマンできなくなると、ふっとその場からいなくなっている。(冷めた人だと思われることもあるほどにクールにさえ見える。)
という現象に心当たりある人もいるのではないでしょうか。
HSPにとって公言するだけでも高いハードルだと思いますが、恋人や家族がいる人は、説明しないとお互いにベクトルがすれ違う可能性もあると思います。
かくいう私。
結婚して10年。この件で大失敗を繰り返しました。
詳しい話は、次回のnoteで!
というわけで今回は
「『HSPなんです』と告げたその先」
というお話でした。