自分の中のDV野郎
東京に引っ越してから、オニように人や環境のせいにし尽くしてきました。
ともすると、自分を穿った他人目線で見るクセがある自分にとって
自分が素直に感じているはずの不快感や嫌悪感は、そのまま自分で自分を批判するための材料になっていた過去が長くあったため
あいつ最悪
こいつ最悪
と、駄々っ子のようにジタバタしながら
昼寝をしたり自分をけなしたり
音楽も絵も書く気分になれず、そんな自分を嘆いたり憂いたり
むりやり啓発しようと刺激を与えるも、びっくりするくらい響かず
毎日どんどん鬱々としていくだけ。
ビールを飲む習慣だけ続いていて
筋肉なくなるし
変な脂肪つきまくるし
クマはひどくなるし
親はこんなふうに自分を見てるだろうなーとか
妹はこんなふうに私をダメ姉と思ってるだろうなーとか
ぜったい励ましてくれる人に優しい言葉をもらってサプリメントみたいに服用しながら
たまにキツイ言葉をもらうと、これまでみたいに向き合うことはやめて、即時サヨナラーって逃げたりして
そんなどうにもならない自分を鼓舞しながら
受け入れることが最重要課題だったと思います。
だって、ツッコミどころは頭では理解しているから。
心理学や脳科学、本も読み、人の話を聞きまくり理論は分かった。みな同じことを言ってることも分かった。
ここまで時間と労力を使って勉強したけど
最後に残ったのは
自分で自分を許可してあげられない課題。
だから、今半年を実家で過ごさせてもらって
思うように行かなくてジタバタしまくって
苦しかったけど
そんなどうしようもない自分を出して感じることは
自分にはとても大切な時間だったと思います。
形だけみたら私はDVを受けた、とも言えるけど
それよりずっと以前に
自分で自分にDVを行っていたんだな、と腑に落ちてます。
私の中にあるDV男が、私の中にあるどうしようもないメンヘラ女性を受け止めてあげるところから、これからの物語はスタートするのだと
確信しています。