ウォッチでも、グラスでもなく、直(じか)。
以前、大阪難波のビックカメラに行った際、大きく波打つディスプレイに目を奪われた。あれが商品だったのか、それともただの展示品だったのかは覚えていないが、「テレビは四角」「スマホは四角」「ハードは硬い(当たり前)」なんていう固定概念を破壊された気分で、心に残っている。
また、先日Samsungが折りたたみ式スマホを発表した。液晶部分が綺麗に割れて折りたためるというものだが、これもなかなかの衝撃だった。かつて、スマホが誕生したときに「絶対にガラケーの方が使いやすいやろ」っていう偏見を持っており、見事スマホを持った瞬間にその気持ちを吹っ飛ばされた、そんな感覚に近い。
見た感じはとても好きにはなれず、「今のスマホの方がいいのでは?」なんて思ってしまうが、使ってみたら何かが変わるのかもしれない。小さいのが便利と思ったり、置いたままでの写真撮影が当たり前になったり。
トレンドは本当に読めない。
さて、今回紹介するのは、液晶がらみのプロダクト。
その名も、「皮膚に貼るディスプレイ」。名前だけだと、本当に意味がわからない。折りたためるスマホは百歩譲ってわかるが、「皮膚に貼る」とはどういうことだろうか。
動画を見ていただければわかると思う(サムネイルでもわかる)が、その見た目通り。手の甲にディスプレイを貼って、そこに文字や絵柄を投影することができるというもの。
しかも、ただ何かを映すだけではない。スマホからデータを飛ばして、そこに描かれているものを映すことができるという、通信技術までも搭載しているディスプレイなのだ。
いやはや。これが何に利用できるのかはさっぱりイメージできないが、「いよいよここまできたか」という感想に尽きる。
今日のnoteはひたすらこの技術を紹介したかったから書いた。いつものようにコラムチックな内容にすらならない。ただただすごい。
果たしてこれはどういう用途で使われていくのだろう。いずれ、スマホに変わる新しい通信デバイスになるのだろうか。
ボディランゲージをさらに強化するようにもなるのかな。みんなが手の甲を見て、毎日を過ごすことになるのかな。
いずれにしよ、持っているデバイスのスペックは上昇し、軽量化が進んでいっていることは確か。最終的には狩猟採集民族みたいな格好にまで着地していくんだろう。
世の中は振り子のように進んでいっている。服装の軽量化が狩猟採集民族に近づいていっているとしたら、定住という概念も破壊されていくのかも?
だから、若者のテレビ離れが進んでいってたりして。
しらんけど。
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