引っ越したら住民票移そう
宮崎日日新聞の「窓」に投稿2010年10月
進学、就職などで古里を離れている若者の中には、住民票を移していない人がいる。そんな彼らの選挙権は宙に浮いたものとなる。
20歳になっても投票所入場券は自分の手元でなく、実家に届く。わざわざ投票のために帰省する殊勝な若者がいたとしても、実際の居住がないとなれば投票できないのだ。
このことはあまり知られていないようだ。住民票を移さなくても不都合はないと思っている若者や親が意外に多い。選挙は国政のほかに市町村長、議員もあるが、住んでいるその地からは投票所入場券が来ないことになる。
親元を離れた若者は面倒がらずに、住民票も移して選挙権をしっかり行使してほしい。政治に不平、不安があっても、権利を行使しないと何も変わらない。多くの若者たちの意思が反映される社会になるよう願う。
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