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今年の茶園管理終了

夏整枝後、9月から11月にかけての茶園管理です。

9月、堆肥を散布。

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10月下旬、秋整枝に備え、すそ刈りを実施。

「すそ」とは茶の木の列の横の部分です。お茶刈りは茶の木の上面だけではありません。畝間に面した横の部分も等しく伸びますので、時々刈らなければなりません。

整枝作業や施肥や浅耕、深耕など、畝間にスペースが必要な作業のために行います。

横をきちんと揃えてあると収穫量が増えるという話を見聞きした事もあります。

10月下旬、すそ刈り。オチアイ TF24。

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片刃タイプなので全畝間を往復。行ったり・・・

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来たり。

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エンジンで刃を動かしながら下部の車輪を地面で転がして刈っていきます。下部の車輪は高さを調整できるので、基本的な茶園の茶の木の高さに対応できます。転がすのは人力で手押し式です。

以前の当社ブログのコピペですが、この片刃タイプのすそ刈機を使うコツは、漫画「あしたのジョー」で、鑑別所の矢吹丈に丹下段平から届いたあの手紙に書いてあります。「あしたのために (その1) =ジャブ=」です。
つまり「やや内角をねらいえぐりこむように打つべし」です。打つべし、を刈るべしに変えてください。

茶の木の内側まで、思い切って刃を入れていかないときれいに刈れません。

以前のすそ刈り。

裾刈りの様子。

裾刈りは端っこを刈るときの一網打尽な感じが好きです。

秋空と伊豆の山並みと茶畑。高い空。この時期は暑くもなく寒くもなく作業はし易い。

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花が露わになるとすぐにスズメバチが蜜を食べににやって来ます!羽音が怖い!!

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すそ刈りが終わったら上面を整枝します。夏整枝から約3ヶ月、20〜30cm程伸びます。うちでは夏も秋も刈り捨てていますが、本場の茶園ではこの間にも3番茶や秋冬番茶を摘み、製茶します。秋整枝が終わったら基本的には来年の新茶まで刈りません。

秋整枝です。11月上旬。2人用の茶刈機(碾茶用)で刈落とします。茶葉を採らないので刈捨てと言ったりもします。

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碾茶用茶刈機で刈落とします。通常の茶刈機と比べて伸びた枝も刈れる仕様なので使いやすい。

茶袋の尻を結ばずに開け放って、刈った茶を茶畝の間に落としていきます。袋に重りを付けるカスタムも施してあります。袋がはためいて刈った茶が飛び散らないようにする為の工夫です。祖父相伝!

在りし日の祖父。伊達自得信士。もうすぐ1年。

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冷蔵庫上 ※茶畑の呼名です。

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キクマ上

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墓地下

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アラク

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トミオカ

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墓地横。17時頃。画像はAIで補正されて明るく見えますが、結構暗くて殆ど見えません。AI万歳。

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暗くなってくると、「へぇ見えねーら!よさっしぇー!!」(※伊東弁。訳→もう見えないでしょう。やめときな!。) などと言ってくる近所のおじさんを尻目に3日ほどで全茶園終了しました。秋整枝を実施するについて、他の仕事が忙しく、11月に入ってしまったので少し遅かったかも・・・と思っていましたが、10月の平均気温が高く、遅れてかえって良かったのかも!と思う事にした。

※秋整枝が遅れると新茶の収穫量が減ります。

刈捨てた枝に咲く茶の蕾

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茶の花

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刈り捨ててあるお茶の花を近所のおばさんたちが欲しいというのでもちろん差し上げました。生けるとの事。ほっこりした出来事でした。

作業中、奥さんが実家の新米を握って差し入れてくれました!感謝!

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今年の茶園管理は終了です。

年が明けたら新茶に向けて施肥作業です!






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