飛ばないボール
普通に競技変わってません?
ボールが飛ばないとかいうレベルじゃなくてボールが変わってるので違う競技。
ここまで変わるなら年単位で事前に周知するべきというか、それをしないところにNPBというか、世界におけるベースボールのダークネスを感じずにはいられない。
大谷翔平が活躍した腹いせにこういうことをするなんて、大昔の荻原健司、原田雅彦、船木和喜らが勝ちまくるたびにルールが変わるスキージャンプみたいだよ。
落ちる球でミスるよりもインハイ高め!?
デカくてなんぼの時代が来る
ここまでボールが飛ばないとなると、今までは裏書きや勝負球への伏線的な意味合いの高かったインコースのストレート、ここをいかに使うかがポイントとなりそう。アウトコース低め、これだってコントロールミスればボール、内に入ってくればファウル、ヤマ張られれば振り切られて外野の間にポトリなわけで、かえって球数を増やすことになる。
逆にこれができないと左投手は苦しいかも。そういう意味では左投手のほうがアジャストが難しいのかもしれない。
とにかく、コースを狙って神経をすり減らしながら投げていくよりも、とにかくホームランや長打を恐れず強い球をストライクゾーンにバシバシ投げていける投手のほうが今後生き残っていくのかもしれない。投手はとにかく球速、そしてコントロールよりも背が高い、デカイ!!!!同じ球速で同じ曲がりのボールならデカイほうがいい、そんな時代になっていきそう。
遠くに飛ばすから強く飛ばすへ、振り切って野手の間に打球を落とせるか。
今年、いろいろなホームランを見ているが、そのほとんどが変化球をすくい上げるようなものばかり。ストレートを捉えきれないというよりは捉えても飛ばないのでどうせだったら強い打球で野手の間を抜く、あるいは振り切って野手の間に落とす、方向転換も必要になりそうというかなってきている。そうなってくると、ソロホームランよりスタンディングダブルな時代はそこまで来ている。
重要視される外野の守備力
守備側は当然間を抜かれないことが求められる。特に外野手は足の速さ、肩の強さはもちろん、選手や状況によって守備体系を作っていく必要がある。外野が手薄になったら間違いなく詰む。
いつかはやらなきゃいけないこと
確かにホームランという野球の醍醐味が失われるのではという考えもあるけど、人間の進化とともに野球も進化しないとならないわけで、この先の未来に野球が受け継がれるべきものであり続けられるようにモデルチェンジはしていかないとならないとは思っている。ボールが仮に飛ばなくなっても順応してくる打撃技術に対抗し続ける投手、ここに最も負担がかかるのが野球ではある。見る側として学び続けるのが現状はベターなのかもしれん。